IAN-Gの無謀旅日記〜セブ島編〜

期間 2019年12月30日〜2020年1月3日
(行ってきた人、文、写真=IAN-G 同行者=かみさん、両親、妹、甥っ子、息子)

↑各国首脳が仲良く肩を組んでポーズ。こんな世の中に早くなってもらいたいもんです。


12月30日(月)
 実に一年半ぶりに旅行に行くことになった。今年はうちにも待望の子供が生まれしばらくは遠出は無理だろうと思っていたら、10月ごろにうちの母親から急に「年末に海外に行こう!!」と言われ、今回は両親、妹、甥っ子と自分、かみさん、そして生後11カ月の息子と三世代 合計7人での家族旅行となった。
 大人数の上に年老いた両親がいるので今回は成田までタクシーでドアツードアで行くことに。もちろん成田までの定額サービスを事前に予約したのだ。7人はミニバンタクシーを頼むのには微妙な人数で、タクシー会社の人にも相談したら荷物のことも考えて二台手配してもらうことになった。雨の中東関東道を順調に進み、1時間かからず成田まで到着。
 団体カウンターで航空券を受け取りチェックインに向かうが、ただでさえ人気のセブ島に行くたくさんの人がオンラインチェックインも自動チェックインもないフィリピン航空のチェックインカウンターで行列をなしている。この行列をクリアするまでに30分近くかかってしまった。
 荷物を預けて身軽になったらもうお昼になってしまったので昼飯を食べて気づいたらもう1時。搭乗時間は1時40分。サテライトまで行くことを考えるともうギリギリの時間だ。まだ出国すらしていないのに。幸い、出国ゲートはピークを超えていてすぐに通り抜けられ、搭乗口までスタコラ歩く。ようやく着いたら搭乗時刻は10分遅れていて、少し息を整えられた。その間に両替を済ませて乗り込む。フィリピン航空の機材はA330-300。おお、初めてだな。同じ胴体で4発機のA340なら乗ったことあるんだが。シートモニターはないがwifiはあるらしいのでまあプラマイゼロだな。映画も音楽もなくてもこ息子のご機嫌取りで他のことをする余裕なんてないからむしろ好都合だ。ひとしきり泣きが入ったところで離陸。折からの悪天候で予定より1時間近く遅れて飛び立った。
 飛行中もご飯をあげたり、かみさんと二人掛かりでオムツを替えたり、自分たちの飯もあるので5時間近いフライトも息つく暇もない。少し落ち着いたらもう飛行機は降下を始めて、すでに夜の帳が下りたセブ、マクタン空港に着陸した。結局息子は飛行中も途中で寝てくれたし、起きている時も概ねご機嫌で助かった。それに高度変化で耳がツーンとなっても泣かないタイプの子どもだったようでホッとした。
 久しぶりの飛行機でここまででも十分疲れたが、そこからさらに待っていたのはイミグレーションの大行列。ラーメン屋だったら見た瞬間に踵を返すレベルだ。結局ここも通過に30分以上かかってしまった。我々が通過したら後ろにはもう人はいなかった。ラゲッジクレイムに行ったらもう荷物は揃っていて、申告書を出しただけて特に何も調べられない税関を抜けて晴れてフィリピンに上陸。
 宿まではお迎えの車が来ていてすっかり渋滞もなくなった夜道を一路ホテルまで行く。今回の宿はセブ市内の「Waterfront Cebu City Hotel」。急に決まった旅行だから予約した時にはもうマクタン島のリゾートホテルは軒並み満室だったのだ。道中の建物はいい感じにヨレヨレだし、ジープニーはこの時間でもたくさんの客を乗せて飛ばすし、所々にある屋台からは湯気や煙がもうもうと上がっている。もうこれだけでセブの街に期待が膨らむ。

↑フィリピンはキリスト教徒が多い国。年末はクリスマスの延長線上にまだあります。

 宿について荷物はポーターにお任せ、チェックインは旅行会社の人にお任せ。こんなに楽でいいかしら。でも部屋に入って荷物を解いたのはもう10時。ここから息子をお風呂に入れ、ミルクをあげ、寝かしつけとまだまだやるべきことは多い。腹は減ったがレストランにはいけないので、ルームサービスで晩飯を注文。早速フィリピン名物のひとつ、クリスピーパタを頼んだ。豚足揚げということでアイスバインやチョッパルの例もあるので予想はしていたが間違いなく夜の11時にひとりで食べる量じゃないほどのものが来た。しかしだいぶ腹も減っていたので綺麗に完食。明日の英気を養うために今日はこれでおしまい。
↑ええ、これを深夜に一人できれいに完食しましたよ。おいしゅうございました。

12月31日(火)
 目覚ましは朝の7時にセットしておいた。真冬の東京とは全く違う濃い青空だ。あわよくば息子が起きる前にひと歩きしてこようかと思ったがかみさんが先に朝飯に行ってくるというので部屋で留守番。そのうちに息子が起きてかみさんも帰ってきて朝食が豪華だと興奮気味に語るので先に朝飯に向かう。
 ビュッフェ形式だが、西洋式、中華、フィリピン料理というフルラインナップ。三泊するから3回違う料理を楽しもうということで今日はお粥とフィリピン料理を選択。さすがはリゾートホテルと言うべき朝飯だった。何しろ宿で朝飯なんてほとんど食べないもんで・・・
 食後の腹ごなしをかねて待ってましたの街歩きに繰り出す。セブ市内は狭そうで広く、地図で見る限りでは歩いて行けそうなところでも意外と遠かったりするのでおとなしく宿の周辺だけにとどめる。表通りを歩く限りでは昨日見たとおりのよれよれ具合の商店が立ち並び、これだけでも楽しかったが、さらにディープな横丁を発見して潜入を試みる。小窓が空いていてそこに商品がぶら下げられている店や、コインを入れないと出ないように改造されたウォーターサーバー。犬、猫、ニワトリは自由に路地を闊歩してなんというかアジアの街角をエンジョイさせてもらったし、カメラを構えてもみんな気にしないので写真もたくさん撮ってしまった。

↑やっぱりアジアに来たならこういう風景を期待するわけですよ。生活感あふれる風景を。


↑路地裏の商売はつつましやかな規模で営まれております。軒先にコーヒーの自販機があるだけでも立派な商売です。


↑市場にも遭遇。下手な観光市場よりもよっぽど魅力的です。

 1時間半ほど歩いてホテルに帰り、ホテル内を探検していたかみさんと合流。ロビーで休憩して部屋に戻ると息子は寝てしまい起きるのを待ってお昼ご飯を食べさせてからタクシーでダウンタウンまで向かった。我々以外は市内観光のオプショナルツアーに参加していて帰ってくるのは夜。かみさんと息子と3人での行動だ。
 サンペドロ要塞、サントニーニョ教会などセブ市内の観光名所が固まる一番の繁華街でまずは自分たちの昼飯をと入ったのはフィリピンが誇るファーストフードチェーンのジョリビー。フィリピン国内においてマクドナルドもケンタッキーも敵わないというこのジョリビー、一体何がすごいのか大変興味がある。かのアンソニー・ボーデインもテレビ番組で紹介したほどだ。メインの商品はハンバーガーにフライドチキンにスパゲッティ。ポテトもあるがライスもあるという独特の構成をしている。自分はフライドチキンとスパゲッティのセット。かみさんはフライドチキンとライスとスープのセットを注文。まずこのフライドチキンがシンプルな味付けで衣がクリスピーと及第点を与えるには充分。一方のスパゲティはバナナケチャップからくる甘さが子供受けしそうだ。柔らかい麺も妙にこのソースに合う。なかなかどうしてフィリピンに来たからには試しておきたくなるのもうなずける。それでいて値段も一人単価200ペソ以下と破格の安さ。この辺が人気の秘密だろうか。

↑フィリピンに来たら絶対どこかで遭遇するこの裏に何かありそうな笑顔。店内はいたって普通のファーストフード店ですが・・・

↑チキンにパスタにハンバーガー。子どもが喜ぶメニューがずらり。それでいて大人も納得の味。ジョリビー侮りがたし。


 昼飯を終え外に出ると雨が降っていた。おい、乾季だから雨なんて降らないんじゃないのか?歩道部分には屋根があったのでそれを伝いながらサンペドロ要塞の方に向かって歩を進めたが、とにかく道路がでこぼこでベビーカーを動かすだけでも難儀なのに雨にプラスして屋根がなくなって、歩道もなくなってしまったのでここで観光名所に行くことは諦めることにする。何事もあきらめが肝心だ。年末に大騒ぎする用のエアーホーンを売るためにところ構わず鳴らしまくり、交通渋滞で排気ガスが多いことも赤ん坊にはマイナスだった。一旦宿に帰ろうかと思ったが、もう夕方も近いし、そこからまた晩飯に出るのは時間の無駄なのでとりあえずガイドブックで一番近いショッピングモールを探してタクシーで行ってもらうことにした。

↑かろうじて撮ったセブ市内中心部の写真です。雑多で一人で歩くにはいいんですけどね。


 着いたのはロビンソンズギャラリア。それほど大きな施設ではなかったのでモール内を探検する。こういうところでだいたい寄るのはスーパーマーケットと本屋くらいなものだが、それ以外にもただブラブラと歩き回るのも悪くない。と、休憩のためのカフェでも探しているうちにレストランエリアにフィリピン名物レチョンの名店「House of Lechon」を発見。今日は晩飯にここの本店に行こうと考えていたが、移動する手間が省けるからいいやとここで晩飯にすることに。

↑豚の形のお皿がなんともかわいい「House of Lechon」の名物レチョン。セブ島名物が一通り食べられます。

 皮はパリパリ、肉はジューシーなレチョンでガーリックライスをかっ込むのは当然だがホタテのチーズ焼きやキニラウという魚の酢締めの入った南米で言うところのセビチェのようなものなど海鮮メニューもあってここでフィリピン流ディナーが事足りてしまう。事前情報に負けないうまさで大満足で宿に帰る。
 7時過ぎには宿に帰り、明日以降の予定を協議し、息子をお風呂に入れたら夜の9時。ホテルのロビーでは大晦日のコンサートがやるとのこと。チケットは完売だがロビーラウンジでせめて音と雰囲気だけでもと降りてみたがロビーラウンジは満席でそれ以前に赤ちゃんには酷なほどの大音量だったので本当に一瞬だけ雰囲気を感じて部屋に戻る。
 晩飯が早く小腹がすいてきたので昨日に引き続きルームサービスを頼む。今までルームサービスがあるホテルなんて数えるほどしか泊まったことがないし、あったとして頼んだこともほとんどないけど、子連れになって改めて思う。便利だなぁ。野菜が足りていないのでシーザーサラダ。かみさんはマンゴーとウベのアイスクリーム。これを食べながら駄弁っていたら窓の外からちらほらと花火が上がり始めた。部屋の窓は島の内陸方面を向いていて高台から上がる花火がよく見える。花火の数は徐々に増えていき、新年を迎える時には最高潮に。やっぱり海外で年越しの花火というのはいいもんだ。しかも今年も特等席だ。花火の喧騒の中眠りに落ちた。

↑宿の窓から特等席で盛大に打ちあがる花火を眺める。今年は期せずして遭遇したので感動もひとしお。


1月1日(水)
 2020年が始まった。今日も起きてすぐに朝飯から。昨日はおかゆメインだったから今日は趣向を変えて目玉焼きにカリカリベーコン、ベイクドビーンズ、ハッシュブラウンにマッシュルーム炒めとイングリッシュブレックファーストにしてみた。おかゆに比べてよく腹にたまる。
 そのあとはまた街歩き。昨日とは違う方向に足を運んでみて、適当なところで曲がったりしながらいい感じの通りを見つけてずんずん進んでいったら昨日通った道に出た。今日もいい絵がたくさん撮れた。ついでにセブITパークの方も散策。こちらはとにかく建物がきれいで違う意味で絵になる。ジョリビーもケンタッキーもあり、初めて街中でセブンイレブンも見つけたので地元の炭酸飲料でリフレッシュ。店の外のテーブルではおそらく昨日の晩からいるであろうあんちゃんたちが酒盛りをしていた。

↑本当はもっと広範囲で歩きたかったですが。今までのような歩き倒す旅行はしばらく無理ですな。
←セブITパークの呉越同舟。

 さて今日はみんなでショッピングモールに行くことにした。セブ島で最もメジャーなアヤラセンターである。宿からも近くタクシー2台で分乗して行ったが同じタイミングで同じルートで行ったのに降ろされる場所が違うというひと苦労かけさせられ到着したが、開いてない。そのかわり入口の前に人だかりができている。これだけ人がいるから開くのは確かだろうと警備員のおっさんに聞いたら今日は12時スタートとのこと。着いたのは11時半だったから30分開店待ちをする。
 12時になり一斉に人がなだれ込んで行くのだがフィリピンのショッピングモールは入口で身体検査があるのでなかなか列が進まない。一度入ってはみたが、広すぎてどこに何があるのかわからない。軽く1フロアざっと見回しただけでも1時間近くたってしまう。しかも歳のせいで動くのがゆっくりになった母親がいるからなおさらである(一方街歩きが好きな父親は未だ健脚の持ち主である)ベビーカーがあるのでエスカレーターが使えずフロアの移動はエレベーターのみ。これも時間がかかる要因だが、それに勝手がわからないとなるとこれはもうただの徘徊である。
 コンシェルジュに行っても案内の冊子もなければ、フロアガイドのタッチパネルはすぐフリーズする役立たずで右も左も分からないままそれでも昼飯は食べねばとレストランエリアに行く。お昼時だから混雑は覚悟していたが、さらに元旦ということでしまっているところも多く、もうどこでもいいから入れそうなところを探したらあった。TGIフライデーズ。
 そんなセブ島まできて六本木にある店に入ってもなぁ。でも決断しなければ時間の無駄だとここに決定。両親と妹は三人でサラダとパスタをシェア。かみさんもパスタ。甥っ子はバーベキューリブ。自分はチポトレチキンを選ぶ。メキシカンスタイルのチポトレチキンにはパクチーも盛られこれには満足。お昼時の忙しい時間帯なのにうちのテーブルに近づくたびに店員さんがうちの息子に笑いかけてくれる。このフレンドリーさは見習いたいもんだ。
 腹も膨れ道中ようやく見つけたスーパーマーケットでお土産探し。今回は家族に買っていくものがないので純粋に自分用のものだけを探す。フィリピン産のビールはサンミゲルが定番だがそれ以外のものとその他の国のもので日本で見ないものをチョイス。あとは炒め物に一味足したい時に活躍するダークソイソース、中華麺の乾麺。タイカレーペースト、あと海外のスーパーではお決まりのストックキューブとホールの黒胡椒(大袋)とフィリピンの定番スナック、チチャロンを購入。
 うちのかみさんはドライマンゴーとカラマンシーのジュースを買い物かごに。
 母親はチョコがけドライマンゴーをなんと20袋!他にも石鹸も20個近く買ってとにかく荷物が重い。その後はあまりフロアの移動はせずお土産をもう少し買い足して4時には宿に帰る。外に出てタクシーに乗ろうかと思ったらまたしても雨。宿に着いた後に本降りになったのでまあ運が良かった方か。
 
 荷物を置いて今度は晩飯に向かう。マンダウエにあるシーフードレストラン「Oyster Bay」に行くことにした。人数が人数なので昼間のうちに電話して予約しておいたのだ。またしてもタクシー二台に分乗で、英検二級の甥っ子にレストランのウェブサイトと住所を教えて両親を任せ、自分はかみさん、息子と妹を連れて出発。
 タクシーの運転手は大体のところまでは行き先がわかっていたようだったが結局こちらがスマホで説明しながら走ってもらいなんとか到着。しかし先に出たはずのもう一台がまだ来ない。甥っ子に連絡すると「運転手が迷ったみたい」と一気に心配になってきた。それでも仮にもタクシーの運転手だし、今の時代スマホもあるし着かないことはないだろうとソワソワしながら待つ。
 結局我々より20分ほど遅れて到着。本当に肝を冷やした。甥っ子に経路を見せてもらったら物の見事に迷った形跡が。本当に無事に着いてよかった。
 で、晩飯である。海鮮を目一杯といきたいところだがやっぱり元旦ということで生簀の中の魚も少なめ。頼んだのはホタテと牡蠣のオーブン焼き、小カニの唐揚げ、生もやしたっぷりのベトナム風サラダ、マグロのシシグ、そしてかろうじていけすにいたラプラプの唐揚げ甘酢かけをガーリックライス共にいただく。ちなみに生カキも頼んだが、みんな食べなかったので1ダース独り占めさせていただいた。

↑惜しむらくは元旦故か生け簀の魚が少なかったこと。でも生カキは素晴らしいものですね。
生カキでご飯食べていたフィリピン人カップルを見て、ウチの親父がいまだに「フィリピンでは生カキで白飯を食べる」と驚いてます。


 店員さんが注文の時にそんなに食うのかよ、みたいな顔をしていたからドキドキしていたが、ちょうどいい量だった(母親には「ラプラプがなかったら貧相だったところね」と言われたが)おかげでデザートでカラマンシーのシャーベットも食べることができた。息子は先にご飯にしたあとは機嫌よくずっと座ってくれていた。帰りのタクシーを店員さんに呼んでもらい宿に帰る。行きのドタバタはなんだったのかと思うくらいあっという間に着いてしまった。さすがに両親と甥っ子が乗った方も我々よりも早く着いていた。部屋について息子が寝たのは10時ごろ。宿でゆっくり過ごすのもリゾート地ならではの楽しみ方だな。さ、ビールでも開けるか。
1月2日(木)
 今回は急に思い立っての旅行だったので宿はセブ市内しか取れなかったのは最初にも書いた。しかし、せっかくセブに来たからにはビーチに行きたい。セブ島本島にはビーチと呼べるようなところはなくマクタン島に固まっているのだが、そちらはリゾートホテルの私有地で宿泊客が使うもの。パブリックのビーチはほとんどないのだ。しかし、諦めてはいけない。これらのリゾートホテルには日帰り利用、デイユースというものもありこれでビーチに入り込もうということにした。ただし、宿泊客優先なのは当然。特にこの年末年始のハイシーズンだからデイユースを行なっていないところも多いそうだ。ホテルのコンシェルジュに聞いてもできそうなところを教えてくれるどころか「booking.comで調べてみなよ」という大変役立たずなアドバイスをくれただけ。
 こういう時に助かるのは旅行会社のツアーだということ。しかも信頼のJTBだ。ツアーデスクに電話してデイユースができそうなところを聞いてみるとJパークリゾートが利用できますよというありがたいお言葉。しかも予約もしてくれるという。すげーや日本の旅行会社。
 というのが昨日までの話。で、今日はセブ市内からマクタン島までタクシーで向かうことに。マクタン島に入るとセブ市内では見ることがなかったサイドカーのタクシーがうじゃうじゃ走っている。こちらもいい感じの街並みなのでタクシーの車内からちょこちょこと写真を撮っていく。今日は街歩きができなかったらちょうどよかった。目的地のJパークリゾートまでは1時間ほど。今回も二台分乗だったがもう一台もさすがに道に迷うことなく到着した。

↑タクシーの車内からマクタン島の街を激写!市内よりもさらにいい雰囲気出していましたよ。

 早速申し込みをしてリゾート内へ。そこはもう青と緑の世界。プールのゾーンを通り抜け早速ビーチの近くでビーチチェアを陣取りボーッとする。ビーチなんて最後に行ったのはシドニーはマンリーのビーチだからなん年ぶりだろう。ビールを開けてひとしきりくつろいだらかみさんと一緒に息子を海に入れてみる。人生初の海にどんな反応を示すか楽しみだったが結果はギャン泣き。それでもその後かみさんがと流れるプールに入ったときは少し慣れたのか普通に楽しんでいたようだった。その間自分はカメラマンに徹する。海やプールに入った記憶なんてもう遠い昔の話だ。

↑Jハパークリゾートはビーチもあるし、プールも充実。家族で楽しめます。ってことをこれからは考えないと。

 お昼はランチェビュッフェで。寿司、刺身もあってこれをフィリピン流にしょう油にカラマンシーを垂らして食うとこれがうまい。グリルゾーンにはここまであまり見なかった牛肉もあって、その脇にはレタスときざんだ唐辛子とニンニクにサムジャンと韓国流に食べることができる。パスタバーもあってその場で好みのソースを絡めてくれる。デザートはなんとハロハロバー。自分のさじ加減でお好きなハロハロが作れるなんて代物だ。まあつらつらと並べてみたが要はなんでもあるということだ。
 お昼を食べてもう少しゆっくりしたら夕方なので帰ることにする。タクシーをお願いしたらホテルタクシーが大型車で全員一台で乗れるというのでそちらをお願いする。値段もタクシー二台で帰るのと同じくらいだ。もう一台の行方で気をもむこともないのでこれは楽だ。帰りも窓から写真を撮って楽しみながらセブ市内に戻ってきた。うむ、リゾートでゆったりと過ごすのも悪くないな。
 晩飯は宿の中のイタリアンレストランで。明日は朝が早いからここで早めに済ませてしまおうというわけだ。自分以外みんなパスタだったが自分だけセコンドピアットのエビのグリルを注文。エビの食えないかみさんと一緒だとなかなか食べる機会がないのだが今日みたいに各々頼む時は気兼ねなく食べられる。レモンと海老味噌のソースが絶品でパンで余さずすくってしまった。食事の後はお土産屋で残った現金を使って、部屋に戻って息子をお風呂に入れたりミルクをあげたりしながら荷物をパッキングしてさっさと寝ることに。
1月3日(金)
目覚ましが鳴ったのは3時45分。早朝ではなくまだ深夜だ。身支度をして宿をチェックアウトするとお迎えの車がもう来ていてそのまま空港へ。チェックインは旅行会社のスタッフがやってくれて、宿でもらった朝飯を食べてそのまま出国。搭乗までの間も免税店でお土産探し。
 ただし順調だったのはここまで。飛行機に乗ったあたりでかみさんが調子を崩し始め水平飛行に入った頃には完全にグロッキーに。そちらの心配をしながら息子にご飯をあげ、ご機嫌をとっていたらあっという間に成田に着いてしまった。両親たちをタクシーに乗せ、かみさんと息子はかみさんの実家まで送り大勢でいった家族旅行の最後は自分一人で帰宅となった。

↑写真内容が偏っているので(毎回か)たまには猫画像でもどうぞ。

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