IAN-Gの無謀旅日記 〜香港編その2〜

期間 2011年12月31日〜2012年1月4日
(行ってきた人、文、写真=IAN-G 同行者=いません)

↑いつの間にやらトラムの運賃が2.3ドルに上がっていました。しかし、それでも充分安い。


12月31日(土)
 12月の朝の五時は漆黒の闇の只中だった。9時の飛行機の2時間前に空港に着くように逆算したらどうしてもこの時間になってしまう。昨日の忘年会でしこたま飲んだ酒は4時間も寝たらすっかり抜けてしまった。突き刺さる寒さの中家を出る。当然だが箱崎に行くまでのタクシーが捕まらない。深夜割り増しの時間帯が終わるので道行くタクシーのほとんどが「回送」の非常なる二文字を掲げている。こうなったら持久戦だ!と気合を入れて寒空の中立ち続け、10分近く待ち続けてようやく空車のタクシーが通りかかりまずは安堵。これだけ人気のない時間帯、リムジンバスに乗る人間なんて自分くらいだろうな、なんて思っていながら箱崎に着いたら結構な人数がすでに待っていた。なんだかんだ言って世の中回っているのだ。5時45分、この日一番の成田空港行きはまだまだ暗い中を走り出した。どんどん白んでいく空を眺めていたらいつの間にか成田に到着。店はおろかチェックインカウンターも無人の中すでにキャセイのカウンター前には行列ができていた。やれやれと列に加わり搭乗券を手に入れ、いつもの両替、保険の加入を済ませて出国。第2ターミナルのどん詰まり、77番ゲートの先で待っていたのはA330-300。ネットで予約したときは使用機材はB777と書いてあったので少し肩透かしを食らった気分だ。このA330は平均機齢の低いキャセイの中で比較的古い部類のもので最新機材に乗れないのはやっぱり残念。おとなしくいつもの中央左通路側に座る。

↑朝の7時。見事にガランとしている成田の第2ターミナル。一時間もすれば大混雑なんですどね。

 とはいえ離陸してしまえば快適なフライトで。うとうととしている間にあっという間に香港上空。この近さこそ香港の魅力のひとつだろう。着陸していざ香港に上陸。更新してまっさらになったパスポートに最初のハンコが押される。これからどれだけ増えるのだろうか。ラゲッジクレームも比較的早く通過できさっさと機場快線で香港島へ向かう。前回は飛行機のチケットを買った旅行会社の人の勧めもあり香港島と九龍に2泊ずつしたが、今回は肌にあった香港島に宿を絞ったのだ。そこから宿のある湾仔までも地下鉄で行き宿にチェックイン。12月を超えてから動き出したのが遅かったのか軒並み宿が満室で、仕方無しに少しグレードの高いところを予約する羽目になったのだ。もちろん料金もそれなり。しかし、通された部屋は今まで泊まったどの部屋よりも広かった。一人で泊まるには広すぎるくらいで設備も充実。ミニバーは完備だしiPod用のスピーカーもある。テレビのチャンネルもBBCありNHKありアルジャジーラありだし、何よりベッドのほかにソファがある。そしてクローゼットを見ると自分の中の高級ホテルの証、バスローブまで発見。「地獄の沙汰も金次第」とはよく言ったものだ。これなら多少高くても許せてしまう。いや、むしろ宿から出なくてもいいのではないか。ロンドンでベッドが部屋の8割を占める格安ホテルに泊まっていたのと同じ人だとはにわかに信じがたいが(これはこれでいいのだが)、とりあえずビール片手にソファでくつろぎつつ旅の疲れを癒した。

↑こんな広い部屋に一人で滞在するのも申し訳ない気がしますが・・・いや最大限利用させていただきました。

 しばしの休憩の後まずは宿の周りを探検。何よりうれしいのが宿のすぐ裏手の駱克道が歓楽街でUK、アイルランド式のパブが軒を連ねていること。とりあえず酒に困ることはなさそうだ。ただしいかがわしい店も一緒くたに並んでいてそれだけは気をつけねば。まずはここでキルケニーを一杯飲んでからトラムで中環へ。酒には困らないとはいえとりあえずここにも顔を出さねば、と向かった蘭桂坊でさらに一杯。大晦日だからなのか、それともただ単に香港が狭いだけなのか人の波が途絶えることがなく、なかなか落ち着いて飲めるところが見つからないのは贅沢な悩みだろうか。そもそも東京の喧騒から逃げるために選ぶ旅先ではないのは明白だ。もうひとつの目的であるエスカレーター下の大牌當は時間が早かったからなのかまだ準備中でいつもの晩飯難民に。食事を求め地下鉄に乗って銅鑼湾に場所を移す。香港島一の繁華街、しかも大晦日だけに人出は多く、交通整理の警察官の数が尋常ではない。中心部ではなく街市近くの店でようやく晩飯にありつくことに成功。えびのガーリック揚げとボイルつぶ貝、そして鳩の丸焼きを注文。我ながら見事に自らの食に没入できるチョイスだ。

↑思えば2011年最後の食事だから少々豪勢に。潮州麺はラー油を少々足すだけで格段にうまくなります。

空腹もあって貪り食ってとりあえず腹は落ち着いた。とはいえせっかく食い倒れの国に来たのだから一軒だけではもったいないので締めに潮州麺を食べでこれで満腹。満腹になったら別に夜景もカウントダウンもどうでもよくなったので宿に戻りシャワーを浴びて広すぎるベッドで大の字に。テレビではちょうどニュージーランドの新年がやっていたのでこれ見ておしまい。

1月1日(日)
 朝起きたのは6時。どうやら無事に新年を迎えたようだ。さすがに夜明け前では店もやっていないから日記を書いて日の出を待つ。意外と7時過ぎてもうす暗いままなのだ。そして明るくなったと同時に朝飯を求め外に出てピータンと肉団子の入ったおかゆを食べる。やっぱり朝はこれだな!そのままブラブラしていると宿の裏手のパブがこの早くからもうやっている!そして道の外まで人があふれている。ずいぶん早いな、と思いきや飲んでいる人たちの格好を見ると明らかに昨日の晩から飲み続けている人たちだ。みんな元気だなぁ。こちとら10時間近く寝たというのに。
 今日は特に予定も立てていないので地下鉄に乗って漠然と九龍に行くことにする。前回は九龍にいたときは九龍で、香港島にいたときは香港島だけで行動していたので地下鉄でビクトリアハーバーを越えるのも初めて。まあ、運賃が高いと思っただけで特に感慨もないけどあっという間に尖沙咀へ。ここも正月から人でいっぱいだ。ここから旺角まで歩くことにする。広いネイザンロードに大きくせり出した看板の大きさだけで香港島との微妙な違いを感じる。九龍のエネルギーはやはり独特のもののようだ。

↑九龍の看板はエネルギー満点。新年早々人も街も実に元気です。

旺角まで行くと、初売り目当ての行列や女人街の陳列などとにかく活気に満ちている。東京の人ごみは苦手だがここはなんだか少しだけ許せてしまう。
 一通り歩いたら腹が減ってきた。いつまでも腹持ちのいいイングリッシュブレックファーストと違い消化のいいお粥は実に食い倒れに向いた飯である。というわけで深水歩で香港来たなら何度でも食べたい蛇にありつき、そのままの勢いでさらに昼飯を求めて九龍城へ向かうバスに飛び乗った。前回は夕方暗くなる直前に急ぎ足で回っただけだったので2度目の訪問にかかわらず新鮮な風景が待っていた。うまい店が多いと評判のこの地区だけど、正月で意外と閉まっている店も多く、かといってタイやベトナム料理の店もちょっとなぁ・・・と迷った挙句街市の上の熟食中心でワンタンメンをいただく。まあ、これも十分うまかったけれど。

↑九龍城の熟食中心。市場の中に常設された屋台村といえばいいでしょうか。

下町の雰囲気を存分に楽しんでから九龍を後にして宿の裏手で酒を飲んでいったん休憩。宿の前のヘネシー・ロードでは新年を祝う獅子舞ならぬ竜の舞が練り歩いていた。
 再び地下鉄に乗って九龍に戻る。今日の晩飯は男人街にある屋台で食べることにした。いうなればここで安全なカードを切ってしまったわけだ。頼んだのはレモン風味の甘酸っぱい鳥の唐揚とマテ貝の味噌炒め、そして昨日に引き続きつぶ貝。今日も酒のつまみにピッタリのチョイスである。これだけではいまいち足りなかったので豚のローストも頼んでようやく満腹になり、腹ごなしにそのまま男人街をぶらつく。相変わらずの人の多さで少々歩きづらいが、これからもっと人の多いところに行くのだからこれくらいで音を上げてはいけない。向かう先は海沿いのプロムナード。新年一発目のイルミネーションショーを見るためだ。

↑新年最初の”シンフォニー・オブ・ライツ”。滞在中ずっと薄曇りだったのは少し残念。

 ここから見える香港島は本当にいい眺めだが、8時になるとサーチライトやレーザー光線を駆使したショーが展開され世界中の観光客が食い入るように見つめていた。15分の短い時間だったがいいもの見せてもらった。今日も歩きっぱなしだったのでこれでおしまいにして宿に戻る。

1月2日(月)
 前回何気なくラマ島で買ったラー油がことのほかうまく、お土産にあげた家族からも好評だったので、香港を再び訪れるからにはまた買わねば、ということになったので今日の最初の目的地はラマ島に決定。朝飯の後、中環のフェリーターミナルに向かう。ラマ島行きのフェリーは行き先が二つあってまずこのどちらに乗ればいいか思い出すので出発前にGoogle Earthで入念に確認しておいたくらいだ。実際に乗り場に来て徐々に記憶がよみがえり、間違いない、と確信してフェリーに乗り込む。そこそこ高い波の中を船は頼もしく進み、着いた先には見覚えのある風景が。早速上陸。狭い町の中を歩きラー油の売っているところを探す。あった。しかし、これですぐに買ってしまってはその後の時間どう過ごせばいいのか分からないのでハイキングコースに繰り出す。最寄のビーチまでは歩いて20分、そこまで歩いてみることにする。コンクリートジャングルである香港にも自然があるのかと思うくらいの緑あふれる道をゆっくりと歩く。着いた先は実に静かな空間だった。都会の喧騒を逃れて移住する人が多いのもうなずける。しばし潮風に吹かれ浜辺にたたずむ。

↑香港とは思えない緑あふれるラマ島のハイキングロード。その先のビーチは空が広くて最高です。

 再び村に戻ってラー油を買い込む。さらににんにく油も大きなサイズを購入し、これでラマ島まで来た目的をひとつクリアした。もうひとつここの楽しみはなんといってもシーフード。海鮮酒家の席に陣取りジャンボシャコと大きいサイズのミル貝を注文。料理する前に現物を持ってきてくれたが両方とも桁外れの大きさ!特にミル貝は今まで見たことのない大きさのがやってきた。少々大きすぎる気もしたが、こちらも貝好きで通してきた身、望むところだ。当然出てきた料理もものすごい量。まあ普通一人で食べるものではないのだろうな。1本だけのつもりだったビールを2本飲んでいい気分に。

↑水槽に鎮座する特大サイズのミル貝。推定で一個8〜9千円はくだらない代物。うまかったですけどね。

大変満足してお会計の段になって伝票見ると衝撃の1000ドル超え!まあ、あのミル貝を見れば十分妥当な線だろうし、一回くらいはこれくらいの高価な食事もありかな、いやそう思わないと心が折れてしまいそうだ。まあ、うまかったことだし。半ば強制的に満足してラマ島をあとにする。
 香港島に帰り着き、宿に荷物を置いてさあ、まだ出かけようかと思ったものの昼に飲んだビールがことのほか効いたらしく、少し眠ってしまい半分眠ったまま次の目的地、銅鑼湾の先、北角に向かう。ここは繁華街の多い香港島において観光地というよりは地元の生活観あふれるところだ。表通りはいわゆる普通の町並みなのだが、北角止まりのトラムが通るすぐ横まで店がせり出していることには驚いた。さすがのトラムもここだけはスロー走行を余儀なくされていたが、レトロな車体とこの風景が実にマッチしているもの確かだろう。人の波は変わらず多いが、飾らない雰囲気でバリバリの繁華街である旺角や銅鑼湾とはやっぱり何かが違う。なんというかみな普段着の装いなのだ。

↑香港では年に何件かトラムに轢かれる事故があるそうですが、おそらく場所はここでしょうな。

 歩き回っていっぱい写真を撮ってから夜は銅鑼湾へ。毎度毎度晩飯難民になっているのだが、毎回同じところで安定しては面白くないので新しい店を開拓する意味も含めて夜の町を徘徊することにした。ならば人が集まるところがいい、というわけで銅鑼湾を選んだのだ。ここまでこだわってきた大牌當や地元の広東、潮州料理の枠にとらわれず中華の枠内で幅広く探し、結果入った上海料理屋でパーコー麺と小龍包というきわめて「中華」なメニューをチョイス。これはこれで悪くないもんだ。高級料理から安いものまで、中華でも各地方の料理が何でもそろっているのが香港のいいところだな。その上はずれが少ないし。「食在香港」の真髄に一歩進んだ気がした。

1月3日(火)
 前回も書いたが香港特別行政区とは香港島と九龍だけではない。離島も含まれるし、新界と呼ばれるかつての租借地もそうだ。その新界は多くがベッドタウンになっているが、いくつか魅力的な街もあるので行ってみることにした。最初の目的地に選んだのは西貢。東部にある海沿いの町である。

↑虹色に彩られた彩虹の駅にはなんだか怪しいオブジェが。思わず吹き出してしまったほど。一体何のために?

 まずは地下鉄に乗ってバスの出ている彩虹という駅まで。虹という字が使われているからか駅は7色に彩られている。このストレートさ、好きだなぁ。駅の外に出てバスを待っている間にいい味出ている建物をめぐって、やってきた西貢行きのバスに乗り込む。終点まで乗っていればいいので気が楽だ。バスは緑の生い茂る山道を行く。日本だったらバスが一時間に一本来るか来ないかのような道だ。それなのに周囲に何もなさそうなところにぽつんとバス停があって降りていく人も結構いる。30分ほど揺られて風景が町の体をなしてきたら西貢に到着。町なかには香港特有の超高層ビルは少なく空が広い。早速街歩きから開始。中心部にもかかわらず迷路のように入り組んだ路地に年季の入った建物がいくつも立ち並びなかなか歩いていて楽しい。海沿いのプロムナードではオッチャンオバハンが乾物なんかを売っていてのんびりとした空気をしている。

(左)西貢のビーチパラソルはなぜかみなシティバンク。
(右)飾らない町並みが続くのが西貢のいいところ。洗濯物も堂々と干されています。


 ブラブラとしているうちに昼になった。海沿いの町である西貢はもちろん海鮮が売り、水族館ばりの水槽を持った海鮮當が軒を連ねているのだ。まあ、これが半分以上目的で来たのだが。昨日調子に乗って1000ドル払ったことは忘れて今日も海鮮三昧としゃれ込むことにする。むやみに大きいものを頼まず普通サイズのカキとアワビを注文したら普通のお値段だった。じゃあどれだけ高かったんだ、あのジャンボミル貝は?

↑この中から食べたいシーフードを選んで料理してもらう、にしてもこの水槽はやりすぎなのでは?

 1時ごろには西貢を後にして次の目的地に向かう。またしても新界、選んだのは西部のどん詰まりのようなところにある元朗という街。バスで地下鉄の駅まで戻り、乗り換えを2回はさんで向かうところには何があるのかというと、「軽鉄」。中心部から遠く離れたここには地元の人たちの便を図るためのライトレールが走っているのだ。「え?」と思われるかもしれないがロンドンでもトラムリンクに乗るためにわざわざクロイドンまで行った人間である。このくらいのことはしてもおかしくはないのだ。

↑トラムで見慣れているからか看板だらけの街中を軽鉄が走る風景も意外と違和感ありませんね

 で元朗の鉄道駅からそのまま乗ることができるので早速乗車。運賃はオクトパスカード対応なので細かい計算はしなくてもいいし、町の中心部を走るとはいえ専用軌道なのでそこそこのスピードで走る。香港島のトラムも比べられてしまっては酷だが乗り心地ははるかにこちらが上。乗客は地元の買い物客や学生(制服姿が多かったが休みじゃないのか?)ばかりで生活観は満点。これなら期待大と軽鉄を降りて町を探検することにする。シティバンクやナイキのショップも確かにあるがローカルな雰囲気の店が軒を連ねていてここも中心部とは違う活気に満ちている。大牌當もあって地元のお年寄りたちがおしゃべりをしながらゆるく時間を過ごしていた。そんな中自分はといえば運よく見つけた蛇屋でこの旅行で2度目となる蛇羹をいただき、排毒効果がある蛇の効果をまざまざと見せ付けられた。というのも昼間の海鮮が結構胃にきていたのだが蛇を食べ終わるころには腹の虫が鳴るほどに。恐るべし、蛇。

 身軽になって再び軽鉄に乗って別の鉄道駅まで行き、西鉄線で中心部に帰った。かつて軽鉄はバスしか通っていない地区のものだったが、いまや電車一本で尖沙咀までいける。いい時代になったものだ。
 最後の夜はソーホーへ。ここのおしゃれレストランで飯を食べる気はさらさらないのだが酒くらいは、ということでエスカレーターを上って酒を飲みながらぶらつく。ここや蘭桂坊でばっかり飲んでいたときは気づかなかったのだがほかに比べて酒が高い。駱克道で50ドルでおつりが来たギネスが、ソーホーだとハッピーアワーでも70ドルもする。それでも東京よりははるかに安いので遠慮なく飲み干す。晩飯は昨日中華の各地方の料理もうまいということに味をしめて北京料理屋で餃子とマトン麺。ここも適当に入った割には当たりだったなぁ。もう少し歩き回って宿には9時ごろ帰る。もともとナイトライフとは縁のない身だがずいぶんと健康的に過ごしたもんだ。香港で過ごす夜もこれが最後。宿に戻って夢の中に落ちた。

↑ソーホーには英国統治時代の名残なのか横断歩道を示すポールがあります。すぐ横にはイングリッシュパブがあるので気分はロンドン?


1月4日(水)
最終日はいわばボーナストラックのようなもの。午前中は動けるのでもちろん朝はおかゆを求めて街に出る。南国香港とは思えない冷たい空気が肌に気持ちいいやら裏切られたやら。しかしその分おかゆが体中にやさしく染み渡るのでこれはこれで悪くないか。宿に帰り帰国のための荷造り。今回はお土産も大きいものはなく、若干の余裕どころか中環のH&Mでショッピングしてもまだ大丈夫なくらいだ。宿をチェックアウトして荷物を預け、最後の街歩きは上環へ。キャットストリートやハリウッドロードを軽くやっつけてここでも見つけた蛇屋で最後の蛇をいただく。とにかくうまい。

そのあとはウェスタンマーケットにある自動車模型の専門店でバスとトラムの模型を買い、昼飯に潮州麺と揚げた魚の皮をいただいたところでタイムアップ。荷物を受け取り一路空港に向かう。
 いつものチェックインの行列を避けるため今回は香港駅でチェックインを試してみた。カウンターの数は少ないがそれでも空港でやるよりは全然時間がかからないし、身軽になって空港まで行くことができた。こういうサービスが日本にもあればいいのに・・・あ、あったのか。なくなっただけか。機能的で居心地もいい香港国際機場だが、免税店は高級品ばっかりでお目当ての観光地で売っているようなTシャツやらキーホルダーやらが売っていない。そういうのは滞在中に男人街や女人街で買え、ということなのか?仕方無しにバーで酒でも飲みながら離陸までの時間を過ごして機内へ向かう。今回はB777-300だが、機内設備は近距離用。HPなどでみられる最新機材に乗れるのはいつのことやら。何はともあれエネルギーにあふれた香港ともしばしお別れ、西日がまぶしい赤蝋角から飛行機は日本へと飛び立った。

↑香港でシンガポール航空のA380に遭遇。もう一回乗りたいなぁ・・・

 帰りはまさかの羽田着。モノレールと地下鉄を乗り継いで自宅に到着。成田よりもはるかに早く着いた。空港が近いというのは実にいいもんだ。
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