IAN-Gの無謀旅日記〜シドニー編、その2〜

期間 2015年12月30日〜2016年1月3日
(行ってきた人、文、写真=IAN-G 同行者=かみさん)


↑大みそかはこのジョージストリートも車両通行止めになります。この時とばかり道の真ん中で記念撮影する人でいっぱい。
12月30日(水)
 夜暗いうちに旅に出るなんてずいぶん久しぶりだ。ただでさえ短い休み、夜まで待つ時間すら惜しいから出発は朝イチというのが半ばおきまりのような感じだったが今回は昼間に大掃除をして忘年会はパスして出発、という運びとなった。ANAがシドニー線を就航させると知ったのは夏前、そして8月に予約が開始した直後にチケットを手に入れた。前回8年前のシドニー行きの時は9月にチケットを手配したらもう直行便も飛行時間の少ない乗り継ぎ便もなく、結果バンコク経由で総飛行時間16時間のマイル修行だったから早めの予約がものを言った。しかもその時期なら値段も安かったので少し思い切ってプレミアムエコノミーを予約、快適な旅になりそうだ。
 夜の7時過ぎに羽田に到着。屋内イルミネーションがまぶしい出発ターミナルは朝に比べれば少ないものの中々の人出。搭乗券を手に入れ荷物を預けたらあとはさっさと出国。出発まで時間はあるが心配はいらない。素晴らしいことにANAはプレミアムエコノミーでもラウンジが使えるのだ。おかげでゆったりとしたソファで一杯やりながらくつろぐことができた。夜便ゆえ飛行機の中で少しでも眠れないと明日以降に響くので少々飲み過ぎのくらいがいいのだ。ついでにここで晩飯も済ませておく。酒が入って腹もいっぱいなら眠れるだろう。
 そうこうしているうちに搭乗時間になり列に加わる。機体は最新鋭のB787-9。残念ながら話題のR2-D2ジェットではなかったがまあいい。席はこれも早めの予約が功を奏してプレミアムエコノミーの最前列。前の座席が倒れこんでくることもなく足元も広く快適だ。座って機体が動き始める頃までは覚えているが次の瞬間気づくと隣でCAのオネーサンがドリンクのサービスをしていた。コーラをもらって飲み干したら再び夢の中へ。
12月31日(木)
 機内の中ではなんとか6時間ほど眠ることができた。飛行機の中で寝るのが苦手な身には中々上出来である。朝日が昇る頃にはオーストラリア大陸の北端。ケアンズからシドニーまでだって三時間かかるがそれもあっという間に過ぎシドニー空港に着陸した。入国も税関もそれほどまごつくことなく宿へは電車でセントラルまで。

↑セントラル駅には毎度旅情をかき立てられます。ここから外はワンダーランド。

 駅に降り立った瞬間から懐かしい風景が次々飛び込んでくる。この駅はシティから家までの道のりでちょうど中間地点だったこともありほとんど毎日利用したところ。変わらないものがあるということはとてもいいものだ。駅を出て宿までに歩く短い道のりも見覚えのある風景ばかり。なんだかこの町に住んでいた13年前からずっとここにいるような感じになった。宿は前回も泊まったワールドスクエアの目の前。まあ、普通ランクのホテルではあるが、一番の観光シーズンであるため値段は結構なものである。アーリーチェックインを利用して昼前には部屋に入り、まずは旅の疲れを落として一休みしてから再び外へ。
 まずはシドニー初めてのカミさんを連れてピットストリートをサーキュラーキーまで歩く。

↑前回も最初はここから始まりましたが、やっぱりシドニーで最初に抑えたいのはこの二つ。

 世界有数の観光地は夜の花火の場所取りですでに人はいっぱいであるが通行規制はまだ先。ハーバーブリッジとオペラハウスを眺め、ここで今夜必要なあるものを受け取ってからロックスをぶらぶらすることにする。この時点で2時近くになっていて腹も減ってきたのでロックスといえばのロードネルソンホテルで昼飯にする。パブの国だもの、まずはパブ飯から。ボリュームたっぷりのステーキサンドを自家製のエールとともに一気呵成に食べる。調子に乗って2杯飲んだらいい気分を通り越して眠くなってきてしまった。6時間寝たとはいえ飛行機の中、完全に疲れは抜けないようだ。眠いのを我慢しつつ今度はジョージストリートを下って宿まで帰る。カミさんも飛行機の中で眠れなかったらしく揃って昼寝を決め込む。

↑ロックスでも徐々に通行規制が。花火の舞台裏は大変です。


 日が傾き始めた頃に宿を出て今夜の晩飯。シドニーに来たからには当然生カキが食べたい。ついてはサーキュラーキーにオイスターバーがある。という軽い気持ちで予約したら大晦日は花火を見ながらの特別メニューということで、そのまま勢いで申し込んでしまった。シドニー訪問1日目で早くもメインイベントである。昼間サーキュラーキーで受け取ったのはこのレストランに入るための特別パスだったのだ。 一般で入る人たちは地べたに座って酒もダメ、という中、ゆったりとした空間で酒も飲める、うまいものも食える。お値段もそれなりだったがそれも納得の贅沢感。さすがに席からはダイレクトに花火は見づらいがそれでも絶好のロケーションである。生カキから始まるコースは海鮮づくしでどれもうまい。甲殻類がダメなカミさんのためのメニューも用意してもらい安心して腹いっぱいになれた。酒は最初にシャンパンを飲んだあとはずっとビール。ワインなんか飲んだ日には花火の前に眠くなってしまう。

↑華やかなディナーの舞台のすぐそばはご覧の人だかり。滅多に来れないのだから贅沢しないと。

 そして食事が中盤に差し掛かるころに暗くなりはじめ花火のお時間である。まず日没直後の9時に一回。ハーバーブリッジをバックにたくさんの打ち上げ花火が夜空に花開く。これだけでも十分凄いが、メインのカウントダウンののち新年と同時に打ち上がる花火はさらにド派手な物に。これまで毎年テレビ越しでしか見なかった新年の花火というものを間近で見るとその迫力に圧倒される。13年前は住んでいた家のオーナーの友人のパーティーに交じって入り江の奥から遠巻きに見ていたっけ。当時のデジカメではまともに撮れなかったものだ。
 花火が終わるころにはデザートも出終わり、煙に霞んだハーバーブリッジを後ろに宿まで帰る。ピットストリートも車両通行止めになったジョージストリートも帰る人たちでいっぱいで流れに遅れない程度にゆっくり歩く。宿に着いたのは1時半。流石によく飲んでよく食べたのでよく眠れそうだ。


↑新年を祝う花火が盛大に打ちあがる。その場にいる人たちだけが抱ける高揚感がそこにはあります。


1月1日(金)
昨晩は本当によく眠れた。目を覚ます8時まで一回も起きなかったくらいだ。余程疲れていたのかもしれない。しかし目覚めもよく早速今日も出かけることにする。
 昨日の喧騒からほんの少し落ち着いたサーキュラーキーに向かう。そこからフェリーでマンリーに行こうというわけだ。シドニーに来たのだ。一回くらいはビーチに行かねばなるまい。ボンダイでもいいのだが、フェリーでの船旅を楽しめるという付加価値はやっぱり捨てがたい。チケットを手に入れいざ乗船。

↑高層ビルと、青い空、青い海。シドニーが特別な都市である理由はこの3つの調和なんです。

 さすがホリデーシーズン、フェリーはあっという間に満席になって一路シドニー湾を行く。天気が良く海の青さがまぶしい。マンリーについてからも人の流れはかなり多い。ビーチに着くともうたくさんの人が日光浴に海水浴に思い思い楽しんでいる。少し砂浜を歩いたらカミさんは水着に着替えてさっさと海に行ってしまったので荷物の見張りついでに自分はベンチでボーッとする。つい二日前まで真冬の東京にいたとは思えない気持ちいい気候の中思考を停止することのなんと心地よいこと。ついついウトウトしてしまった。

↑オーストラリアに来たからにはビーチは外せません。次は海に入ってみるかな。

 おかげで頭はよりシャッキリとしたし、タイミングよくカミさんも帰ってきたし海沿いの飯屋で昼飯。生カキは当然頼むとしてメインはこれも久しぶりのカンガルー肉。キヌアとスイートチリソースの組み合わせがなんとも斬新だ。 昼飯後はカミさんのリクエストでマンリーワーフの近くにあるマンリー・シーライフサンクチュアリーへ。こぢんまりとした水族館だが、地下にはサメやエイを見上げるトンネルもあり見応えは中々。オーストラリアに住んでいたにもかかわらずその海に暮らす魚たちはそんなに知らなかったが、その多様性には目を見張るものがある。

↑マンリー・シーライフサンクチュアリ。人が多すぎず穴場ですよ。

 この国の自然を少し体感して、4時頃にフェリーでシドニーへ。帰りのフェリーは行きよりもさらに大盛況。舳先の景色がいい席に座れたが少しでもいい写真を撮ろうとズイズイ突っ込んでくる観光客が後を絶たない。ずんずんと近づいてくるオペラハウスとハーバーブリッジ。気持ちはわからないでもない。海は少々日が傾いて行きとはまた少し違う表情を見せてくれている。ここまで南半球の真夏の太陽をたっぷり浴びてすっかり日に焼けてしまった。

↑西日が海に反射して朝とは違った表情を見せてくれます。これは観光客がグイグイ来ても仕方ないですね。

 電車でタウンホールまで戻り、ワールドスクエアのコールズで買い物。お土産は早々に揃ったが楽しみにしていたビールの素がない。シドニーの人たちはビールを作らなくなってしまったのか、それとも他に行けばあるのだろうか。わからないままかみさんを先に宿へ返してパブでビール。シドニーにきたのだ。scoonerで飲まなければその実感もわいてこない。カールトンとトゥーイーズという安定の銘柄を飲んでから宿に戻って晩飯のための仕切り直し。

↑今やシドニーはクラフトビールの楽園。”VB”の二文字を覚えるだけでなく笑顔でタップを指さす術を学びましょう。


 今夜は元旦で休みの店も多いだろうからチャイナタウンで食べることは決めていた。しかも上海で食べてすっかり気に入ってしまった火鍋である。予約なしで飛び込んでみたが、まだ明るいうちだということもありすんなり入れた。ここも注文はiPadで行うというハイテクっぷりで、一通り頼んで鴛鴦火鍋とご対面。早速真っ赤なスープに肉をくぐらせ食べる。やっぱり辛い。小辛、小麻でここまで辛いか、という感じであるがこれくらい辛くないと張り合いがないのも事実。ただし、今回は二度目ということである程度学習している。野菜はなるべく白い方に入れて多めにインターバルをもうけて赤い方は食べたい分だけその都度入れる作戦にした。大汗かいてうなだれることもなく今回は締めの麺までしっかりといただいて大満足。ビールは2本ほど飲んだがそれなりに酔えた。

↑辛いがうまい、うまいが辛い火鍋。「もう赤い火鍋はやめよう」ということでかみさんと意見が一致しました。

 満腹になって外に出るともう日が暮れていた。ナイトマーケットがでているディクソンストリートを冷やかして、腹ごなしにセントラル駅まで歩いてから宿に戻る。日焼けは痛いが心地よくもある。シャワーを浴びてテレビでクリケット見ていたらいつの間にか眠ってしまっていた。

1月2日(土)
 7時には目を覚まして火鍋の翌日恒例、トイレでヒイヒイ言ってから外に出る準備をする。今日の最初の目的地はシドニーで魚好きなら外せないフィッシュマーケット。キャピトルスクエアからライトレールに乗って揺られること10分弱、すでに数多くの魚介類が並び多くの人が買い物をしている。もちろんここにきた目的は生カキ。開けたての新鮮なものを1ダースとエビのカクテルで朝食と洒落込む。カミさんはフィッシュアンドチップスと変わり寿司を買ってきて朝から豪遊である。

↑海鮮好きにはたまらないシドニー・フィッシュマーケットですが魚だけでなく結構何でもそろうのですよ。


↑朝飯でカキ15個とエビ3尾食べました。このくらいは序の口です。

 腹がいっぱいになったところでライトレールで今度はピアモントで下車。ダーリングハーバーにあるワイルドライフシドニーに行く。最初チケット売り場の大行列にひるんだが、それは隣のシーライフ水族館の入場待ちで、こちらはスムーズに入ることができた。あ、ちなみにマダム・タッソーはもっと楽に入れそうでしたよ。
 今回シドニーに行く日の昼間にわざわざ群馬のジャパンスネークセンターまで蛇を見に行ったほどの爬虫類好きのカミさんにとってはコアラやカンガルーも魅力的だが、蛇にトカゲ、カエルにワニも種類豊富でじっくりと眺めている。オーストラリア固有の動物を間近で見られる機会は普通の観光旅行では中々ないので市内の真ん中でこうして見られるのはいいものだ。

(左)明日から本気出すそうです。
(右)優雅にお昼寝中のコアラパイセン。


 ミュージアムショップまでじっくりと見てからパブで休憩してハーバーサイドショッピングセンターへ。ここの中にビールグッズ、パブ用品などを扱っている店があったはずなのだが案内の地図をどれだけ見てもない。ウェブサイトは残っているし、「閉店します」のお知らせも何もないのでまさに寝耳に水。やることがなくなってしまったが、中のスポーツグッズの店で今回手に入れたかったラグビーリーグのシドニー・ルースターズのジャージーにオーストラリア代表のクリケットのユニホーム、テスト用とワンデイインターナショナル用を入手。手ぶらで帰ることだけは避けられて荷物を置きに一旦宿に帰る。

↑モノレールのなくなったピアモントブリッジ。すっきりしたようななんか寂しいような。

夕方からはオックスフォードストリートを下りダーリングハーストを散策する。観光客向けではないセンスのいい店に起伏の富んだ街並みがカミさんは気に入ってくれたようで足取りも軽い。本屋を二軒ほど覗いて、パブで一杯飲んだら腹も減ってきたので晩飯探し。

↑レインボーフラッグはためくオックスフォードストリート。年に一度ここがLGBTの皆様で埋め尽くされます。

 飯屋の多いクラウンストリートに狙いを絞り探してみたが正月二日でまだ休みのところも多く、結果最初に当たりをつけたバー兼飯屋に決定。昼間から暗い店内にお香が焚かれているというなんとも怪しい店ではあったが店の人は明るいし思ったほどいかがわしくはなさそうだ。自分はラムチョップ、カミさんはサーモンソテーにして酒のつまみにバッファローウイングも注文。特にこのバッファローウイングが味も量も満足の一品で適当に入った割には当たりを引いて嬉しい。 そろそろ日がくれ始めた頃シティに戻ってきてお土産の買い足しでもできればと歩いて見たがサマータイムだというのにお店はどこも店じまい。仕方なく宿に向かい手前のパブでもういっぱいだけ飲んで部屋に帰る。シドニーで過ごす夜も今夜が最後か…
1月3日(日)
 今日は帰国の日だが飛行機は夜出発なので昼間は動き回れる。7時には起きたかったが目を覚ましたのは8時近く。急いで支度して朝飯を食べに行く。行く先はサリーヒルズ。かつての地元に世界一の朝食でおなじみのビルズがあってせっかく来たからには行ってみることにする。住んでいた頃は朝飯なんて全く食べないし、もとより外食なんて貧乏暮らしにはせいぜいファーストフードかフードコートくらいだったから存在も知らなかった。場所はクラウンストリート。この周辺はおしゃれなカフェが林立していてこれが自分も住んでいた同じサリーヒルズかと思うくらいのおしゃれっぷりである。よく住んでいるところを訊かれてサリーヒルズのムーアパークの近くと言ったら「そこはもうレッドファーンだ」と言い返されていたが今ならなんだかわかる気がする。

↑ビルズだけでなくサリーヒルズには行列のできるカフェや飯屋がたくさん。そんな街だったっけかなぁ。

 店に到着したらさすがは人気店朝も早よから行列ができている。席を案内しているオネーサンには「15分もあれば入れますよ」と言われたので大人しく待っているとすぐに席に案内された。朝飯だからか回転は早いようだ。目覚めに効くコーヒーと名物のリコッタパンケーキ、それに朝食の王道フルブレックファーストを頼む。パンケーキのうまさは当然だがフルブレックファーストの食材それぞれ一仕事加えて丁寧に作られて本場英国をしのぐのではないかと思うくらいのうまさ。世界一の評判は伊達ではなかった。

↑ビルズ名物のリコッタパンケーキとオージーブレックファースト。おいしゅう御座いました。

 大変満足して宿に帰りチェックアウト。そこから再びサリーヒルズにトンボ帰り。今日のメインの目的であるパブへ。セントラル駅からサリーヒルズに向かうデボンシャーストリートはパブ通りと言えるほど街角にパブがあるのだが、その中には営業していたのかわからないところもあってそういったパブのうちの一軒がシドニーでも話題のパブになっていたのだ。普通のパブと何が違うというと、ビール。日本を含め世界中でクラフトビールが流行っているがここはクラフトビール専門のパブなのだ。六連タップ3つにはVBもトゥーイーズもない。見たこともないデザインのものばかり。それだけでも素晴らしいのに店内の雰囲気もシティのパブよりゆるい。ビール好き、パブ好きにはたまらない空間なのだ。しかも今日は新年最初のクリケットのテストマッチがあって夏の昼下がり、パブでクリケットを見ながらビールを飲むという幸せこの上ない時間を過ごすことができる。

↑あまり教えたくないのですが・・・サリーヒルズの"Dove & Olieve"というパブです

 朝飯からそれほど時間は経っていないが昼飯でステーキにもありつけてのんびりしていたらテレビの画面に水滴が、すぐ近所のシドニークリケットグラウンドに雨が降って試合が中断してしまった。まさかと思い外を見てみると本当に雨が降っている。少し待って雨が弱まったことを見計らってセントラル駅に戻りサーキュラーキーへ。カミさんがお土産を買い足したいというのでおみやげ屋に入ったところで雨が本降りに。雨やどりついでに止むまでここに居座り、雨がやんだのを待って外へロックスは日曜日ということもありマーケットがでていてこれを見て回る。

↑雨が降ってもロックスのマーケットは元気に営業中。晴れているともっと楽しいのですがね。

 観光土産に混じって蜂蜜や石鹸、チリソースにスパイスミックスまであってなかなか面白い。ぐるっと見終えたあとは海沿いまで出てハーバーブリッジとオペラハウスを目に焼き付けておく。次これるのはいつになることやら。

↑これくらいの曇り空のほうがインパクトが少なくて目に焼き付けるにはいいと思うのですが。

 サーキュラーキーを後にしたのは5時。ちょいと押せ押せだが早めの晩飯にする。軽く食べられればいいけどどうせならいいものを食べたいということでウエストフィールドショッピングセンターのフードコートへ。自分はコッド&コーでまたしても生カキとエビのカクテルを、カミさんは鼎泰豊で小籠包と野菜餃子を選びシドニーでの最後の食事を終えて宿に戻り荷物をピックアップしてセントラル駅へ行き一路空港へ。
 ANAのチェックインカウンターは駅の入り口から一番離れたとことにあり、出国ゲートが駅よりのところにあるという冷遇っぷりではあったがプレミアムエコノミーのおかげで出国はファーストトラックを使えて並ばずに完了。カミさんが無作為で選ばれて念入りに調べられた。いつも自分がオーストラリアに行くたびに無作為で選ばれていたが普通の人にしか見えないカミさんが無作為に選ばれたことで本当にこれが無作為であることが分かった。出国後は免税店で少し買い物をしたらラウンジでひとときゆったり。搭乗時間になってゲートに行くとすでにANAのB787-9がお待ちかね。日も暮れて誘導灯しか見えない中を離陸していった。
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