IAN-Gの無謀旅日記 〜タウンスビル、ケアンズ編〜

期間 2006年8月12日〜8月16日
(行ってきた人、文、写真=IAN-G 同行者=いません)


↑どこよりもオーストラリアらしい町、タウンスビル。この風景、これにやられたんですよ。


 タウンスビル。あまり聞きなれない地名ですが、北部オーストラリアにおける最大の都市で、歴史的には初めて日本総領事館が置かれた場所であり、バックパッカーにとってはオーストラリア東海岸からノーザンテリトリーに向かう玄関口として知られています。この町に最初に来たのは2003年の2月。オーストラリア大陸周遊の真っ最中で、ブリスベンからバスで20時間かけてやってきました。そのときののどかな雰囲気と燦々と降り注ぐ太陽、そして青空の下で飲んだビールの味が格別だったこと等など・・・たった3日の滞在ですっかりこの町が気に入ってしまい、それから3年。超強行軍をものともせず再びタウンスビルに行ってきました。

8月12日(土)
 夏休み2日目。初日は立石→浜松町ともつ焼き屋をはしごしてすっかりいい気分になる。そして土曜日、毎回海外を含め旅行に行くときはいつも朝早くから家を出て行くのだけど、今回は日数も少ないのでカンタスの直行便を使うために夕方出発に。おかげで昼間は地元の祭りに参加することができた。神輿を担ぎまくり、水をかけられまくり、酒を飲みまくりで出発前にすっかり出来上がった状態になりながらもシャワーを浴びて一息ついてから、さあ行くかと荷物を背負った瞬間肩に激痛が!明らかに神輿の担ぎすぎ。本当にこんなんで大丈夫なのか?しばし心配しながらもとりあえず成田に向かう。 夏休みの帰省ラッシュ真っ只中なのでいつも利用しているリムジンバスはやめて東京駅から成田エキスプレスに乗る。バスよりも座席が広いのはもちろんのこと、車内で思う存分酒が飲めるのが電車のいいところ。いい気分になったところでちょうどよく成田空港に到着した。

 カンタス航空は第2ターミナルを利用するのだけど、前回のシンガポール、前々回のパースとともにシンガポール航空(第1ターミナル)だったので、久しぶりの第2ターミナルに少々戸惑いながらもいつも通りチェックインを早めに済ませ、両替、保険、そのほか買い物をこなしてからいつものとおり一人酒盛りを始める。ちょうど前日にロンドンでテロ未遂事件があったので出国審査も厳しく、空港全体に緊張が走っていたのでさすがにこれは酒なしでは平常心を保てない。しかも夕方はオーストラリア行きだけでなく、アメリカ本土、ハワイ行きの便も出発する時間帯だったので人の数はかなりのもの。それでも何とか飛行機に乗り込み定刻どおりにケアンズに向けて出発した。

 オーストラリア行きの便というのはジェット気流を横切るためかいつもゆれるのだが、今回も例外ではなかった。いや、それどころかいつもよりもさらによく揺れた。どれくらい揺れたかというとあの百戦錬磨のキャビンアテンダントのオネーサン(しかも美人)が揺れに抗えず倒れこんでしまったくらい。機内食を運ぶワゴンの中身もカタカタ鳴るし、しらふならば間違いなく恐怖で震え続けたはずであろう状況だったものの、ここまでに飲んだ酒のおかげでそれは回避。離陸から2時間ほど経ったら揺れも収まり、そのまま眠ってしまい、目が覚めて少ししたらもうケアンズに到着した。
 時間は朝の5時。とっくに東の空が白んでいるかと思ったら外はまだ真っ暗。そういえば南半球は冬だった。タウンスビル行きのバスは7時発なので、チェックインの時間を含めたら6時過ぎにはバスターミナルに到着していたいのでさっさとイミグレーションを通過し、預けた荷物もないのでラゲッジクレームも素通り。さあ出よう!と思った瞬間に税関のアンチャンにとめられる。後からやってきた家族連れのツアー客がどんどん入国していく中、自分だけ別件で入念に調べられた。どうやらあまりに荷物が少ないのと滞在日数が短かったことがまずかったらしい。

係官 「荷物はこれだけか?」
俺様 「一人旅なんだからこれだけあれば十分だろ?それより、
    この後すぐバスに乗るんだから早くしてくれよ!」
係官 「なんで4日間しか滞在しないんだ?」
俺様 「それしか休みが取れないんだからしょうがないだろ!」
係官 「帰りのチケットを見せてみろ」
俺様 「カンタスはeチケットだからそんなモンないだろ?ネット予約の控えならここにあるよ!」
係官 (パスポートを見て)「ビザは?」
俺様 「ETAなんだからパスポートにあるはずないだろ?
    そこに貼ってあるワーキングホリデーのビザはとっくに期限切れな事くらいわかってるさ!」
係官 「どこに滞在するんだ?」
俺様 「タウンスビルのホリデイ・インだよ!」
係官 「何でわざわざそんなところ行くんだ?」
俺様 「観光に決まってんだろ!!」


 なんて押し問答を英語で繰り広げながら30分近く足止めを喰らう。説明も含めさすがにこのときばかりは久しぶりに英語をフルに使う。何も言葉ができなかったら毎回こんな無謀な旅なんて端からしませんよ!結局何にも出てこなかったので釈放される。もちろん「スイマセン」の一言もなし。まあ、とりあえず入国できたとことだし、いいか。早速タクシーをつかまえて直接バスターミナルに向かってもらう。この時点でも空はまだ暗い。


8月13日(日)
 ケアンズの空港から市内まではタクシーで早ければ20分ほどで着く。行き先はもちろんバスターミナル。市内に入って、この3年間でいったいどれだけ変わったものかと期待していたらいきなりバスターミナルが変わっていた。前回来たときはまだ建設中だった海沿いの再開発地域にグレイハウンドのターミナルは移設していた。到着したのが朝の6時10分。この時点でまだ回りには人っ子一人いない。本当にここで大丈夫なのだろうかと気をもみながらしばらく待っていると、6時半頃に辺りからゾロゾロと観光客が湧いて出てきた。出発20分前になるとターミナルの前はバックパッカーでごった返し、程なくしてバスは到着。何度も利用したグレイハウンドの長距離バス。チェックインも難なく済ませ、一路タウンスビルに向かう。

 さすがに長旅と昨日の祭りで疲れたのか移動中は常にうたた寝状態。これで海沿いの街道を朝日を浴びながら進んでいくのならばまだいいものの、意外に内陸部を通るので特に楽しみもないままiPodの音楽だけをお供にバスは進んでいったが、ミールストップで立ち寄ったCardwellという街に着くと見覚えのある風景が眼前に飛び込んできた。確か、前回タウンスビルからケアンズまでバスで移動したときにもこの風景に感動しタウンスビルに行くときの楽しみの一つとなったあの風景だ。もちろん風景はほとんど変わっていない。変わっていたのはガソリンスタンドのBPの看板だけ。ようやくオーストラリアにまたやってきたという実感が湧いてきた。
 
↑ケアンズ〜タウンスビル間の移動で一番の楽しみがこのCardwellの風景。ロードトリップの雰囲気を満喫しましょう。

 その後もうたた寝を繰り返しながらバスは無事タウンスビルに到着。見慣れた(そして宿泊先でもあった)バスターミナルではなくフェリー埠頭に停車場は変わってしまい、バスから降りて少々困惑したもののすぐに中心部への道を見つけて問題なく市内にいくことができた。それにしてもこの街もしばらく見ない間にずいぶんと変わった。海寄りの店はほとんどが開店休業状態だったがそれらやる気のない店はあらかた淘汰され新しい店が増えた。歩きなれた土地とはいえ若干土地勘を失うくらいだった。


 無事宿に到着しチェックインを済ませ、シャワーを浴びてからしばらく街中をボーっと歩き回る。もちろんその間にパブでビールを飲むことは欠かさない。昼飯は旧コーチターミナルの隣にあるシーフードレストランにて生カキをダースでいただく。ソースも何もなく、レモン汁だけで食べる生カキがとにかくうまい!!そこからは、海沿いのStrandを午後の日を浴びながら歩き、そしてこの街の最大のお目当てである”Townsville Brewery”の自家製ビールを味わった。
 ここではオーソドックスなラガーをはじめとして、ライトビール、小麦ビール、ペールエール、レッドエール、スタウトと6種類のオリジナルビールが飲むことができ、さらに、季節ごとに作られる限定ビールもあって何度も通わないとその全てを飲むことはできない。この日だけでも4回ここでビールを飲んでしまった。
 どこに行ってもこの街の雰囲気には心休まるものがある。この半日だけですっかり満喫してしまった。

←ここの自家醸造ビールを飲むためだけにもタウンスビルに行く価値ありですよ

 そして夕方シャワーを浴び、さあ晩飯だ!!と思ったところで疲労がピークに達したのがなかなか起きられない!確かにここまでの長旅に加え、飲みすぎ、そしてここまで大してものを食べていない。生カキ1ダースといってもオーストラリアのカキは小さいから全部食べても日本の岩カキ一個にも満たない量だ。夜の8時頃、何とか落ち着いてきたのでホテルのダイニングにて遅い晩飯を食べる。しかもそれまであまり食べなかった分を一気に取り戻すかのようにいきなりボリューム満点のTボーンステーキを食べる。ついでに生カキも食べる。腹一杯になったところで明日のことも考えて早めに寝ることにする。ああ疲れた。


8月13日(月)
 昨晩あまりにも早く寝てしまったからか、目が覚めてもまだ周囲が暗い。それもそのはず、まだ朝の5時だった。とりあえずテレビをつけて5時半からSBSで放送するNHKニュースを見て、昨日書けなかった日記を書きながら早速VBを一本空ける。休みの日ならではの贅沢だ。そんなこんなで外が明るくなってきたが、夜が明けたからといって外に出るのはまだ早い。バス旅行において重要なトランジットの地であるタウンスビルだが、町が動き出すのは意外なほどに遅い。もう大丈夫だろうと思いながら外に出てみたが、朝の9時に開いている店がRed Roosterだけという有様で、久しぶりだからたまにはいいか、と1/4チキン&チップスにこのときは日本未発売だったコカコーラ・ゼロを買って朝の気持ちいい空気の中平らげる。

 この日はタウンスビルに来た一番の目的を果たすことにする。

 それは何か、ズバリ「何もしない」

 せっかくこんな遠くまで来たんだから息巻いて観光ツアーに参加するなんて野暮なことはよして、とりあえずパブでビールでも飲みながら海沿いを散歩してたまにいい風景があるとカメラに収め、また ビールをいただく、の繰り返しで日がな一日過ごしていった。実に贅沢な時間の使い方をさせていただきました。
   
 昼飯は旧トランジットセンター近くの飯屋にてエビ入りシーザーサラダをいただく。この近辺には飲食店が多く立ち並んでいるので食べるものにもまったく困らない。大きめの器に山と盛られたサラダには、日本では天ぷらで使われるほどの大きなエビがなんと1ダース入っていた。ここまで食べ応えのあるサラダというのも珍しい。食事と一緒にオーストラリア名物のスパークリングシラーズ、赤い泡ワインを飲み、そこからキリっと冷えた白ワイン(ソーヴィニヨンブラン)に移行しすっかり気分がよくなったところで昨日と同様海岸沿いのストランドを歩く。地元の人たちにも旅行者にも人気のある海辺の散歩道をただボーっと歩くだけなのだが気温24度、湿度30%程度という南回帰線直下のタウンスビルの冬は実に過ごしやすい。海を向けば広大な太平洋に浮かぶマグネティック島が見えて、反対側を向けばこの町のシンボル、キャッスル・ヒルが強烈な存在感を示しながら鎮座している。海、山、街がこんなにも近くに集中しているのもオーストラリア広しといえどもそんなにあるものではない。ストランドを歩いた後はキャッスルヒルのふもと沿いに歩き、大好きな静かな町外れの雰囲気を満喫した。

↑タウンスビルのランドマーク、キャッスル・ヒル。街のどこからでもその姿を拝むことができます。

 宿に帰りシャワーを浴びて一休みするともう夕方。過ごしやすいタウンスビルだが、冬ということは当然日は短い。5時を過ぎる頃には暗くなり始める。晩飯を求めて外に出ると夕暮れの街は夕焼けならぬ幻想的な紫色に染まっていた。とりあえず川沿いにあるシーフードレストランにいき、よく冷えたカールトンコールドとともに生カキを1ダースほどいただく。歩きっぱなしで興奮冷めやらぬ体に川から来る風が実に気持ちいい。ビールも当然うまい。
 そして、メインは再びトランジットセンター近くで豪快な大きさのステーキをモリモリ食べる。ついでに赤ワインもグイグイ飲む。食べ終わった頃には外はもう完全に真っ暗。そして早くもタウンスビルの町は眠りについてしまったのだ。本来遅くまで人であふれかえるパブですら8時過ぎるとほとんど人がいない状態になってしまう。というわけなのだろうか、ホテルのバーはまだまだ飲み足りない観光客でにぎわっていた。自分もこの輪の中に入り飲み直し、シャワーを浴びて、日記を書いて、部屋でテレビでも見ながら過ごし、11時ごろ眠りについた。たった二日間の夢のような滞在もこれでおしまい。


8月14日(火)
 朝の5時半、タウンスビルの美しい夜明けとともに目が覚める。またしても朝のNHKニュースを見ながら身支度を済ませタウンスビルを後にすべく再びバス乗り場であるフェリー埠頭へ向かう。バスが出発するのが7時。余裕を持って6時半前には着いたのだが、そこから待てど暮らせどバスが来ない。一度だけ6時45分頃に「CAIRNS」の行き先が表示されたバスが停車したのだが、降りる人もいなければチェックインをする事もなく本当に素通りして行ってしまった。

「もしやアレが乗るべきバスだったのでは?」


 と不安になりながらさらに待つと次に来たのはノーザンテリトリーへ向かうマウント・アイザ行きのバス、この時点ですでに予定の7時を越えてしまっているので、チェックイン作業をしている運転手のオッサンに恐る恐る聞いて見ると、

「ケアンズ行きのバスならじきに来るから心配するな。」

といわれる。これがただのオーストラリア人特有の楽観的推測なのか、もしくはいつものことなのでもう慣れてしまっているのかは測りかねたが、、それから10分後今度こそケアンズ行きのバスがやってきた。思わずホッとしてしまった。そして30分遅れでバスは出発した。朝が早かったからまたしてもうたた寝を繰り返しながらの道中、途中のCardwellでのミールストップでとんでもないボリュームのステーキバーガーを喰らい、抜けるような青空と穏やかにきらめく海を眺めて、心身ともにリフレッシュしてから、さらに2時間バスに揺られ昼過ぎにはケアンズに到着した。


↑思えばグレイハウンドのバスに乗ったのも3年ぶりでしたな。

 タウンスビルでは日本人はおろかアジア人すらほとんど見なかったのだが、ケアンズのなんと日本人の多いこと!街を歩いても頻繁に日本語が聞こえてくるし、スーツケースをゴロゴロと引っ張って歩く観光客が町のあちこちで見ることができる。おそらくハワイもこんな感じなんだろうな。

 しかし、改めてケアンズの町並みを見ると3年しか経っていないのにも関わらず、ずいぶんと変わった。特に前回来たときは建設中だった海沿いのラグーンが完成していて、海水浴を楽しむ人たちでにぎわっていた。今までケアンズで海水浴ということになると少し離れたビーチに行かなくてはならなかったのだから街の目抜き通りであるエスプラネードからものの十数秒でいけるこのラグーンはとても便利だ。まあ自分は泳がないけど。

 昼飯はアジア料理屋が並ぶフードコートでラクサを食べ、お土産を買いに走る。こういうときケアンズのような観光地は便利だ。お土産屋がいっぱいあるし、そのバリエーションも豊富なので一軒で全てが事足りてしまう。一通り買い揃えてから今度はレコード屋に行く。いろいろ迷って結局買ったのはWWEのDVDだけ(日本ではまだ発売されていなかった2006年のECWワンナイトスタンドとヴェンジェンス)。というよりオーストラリアでも流行している曲はすでに日本でもラジオでパワープレイされていることのほうが多いのですでに手に入れてるのがほとんどで、わざわざオーストラリアで買う必要もないのだ。その後は古本屋を物色する。いつものようにアメコミのコーナーをあさっていたら。もはや日本はおろかアメリカ本国でもレアものとなっているCHAOS!Comicsの「Undertaker」を発見する!このコミック、要はWWEとのタイアップ作品なのだが、アメコミを読んでいた当時はWWEの存在なんてほとんど知らなかったし、WWEを見るようになってからはアメコミを読まなくなってしまったし、こんな珍しいものをオーストラリアの片隅で出会えたのも何かの縁だから、と買うことにする。そうしたら店のオッサンが「オニーチャン、WWEが好きなのかい?」と訊いてきたので「ウン、大好きだけど。」と答えると突然店の裏から一冊のコミックブックを持ってきてくれた。タイトルを見ると「MANKIND」と書いてある。絵を見るとやけに筋肉質だが間違いなく描かれているのはミック・フォーリーだ!まけてくれるというのでこっちも即買い。いい買い物をさせてもらった。
←これがコミックス版アンダーテイカーだ!

 そして夕方になり晩飯を食べに外に出たのだが、行く店行く店日本人ばっかりで若干やる気をそいでくれる。その中でも比較的地元の人のほうが多い店を探して、そこで食べることにする。最後の夜だから豪勢にということで、前菜はもちろん生カキ。なんと、マンゴーのソースがかかっていた奇抜なものだったが、これが意外とカキによくあった。メインはオーストラリアらしくカンガルーの肉を食べる。シドニーに住んでいたときはよく買って食べていたものだが、まさかこれにブルーベリーソースがよく合うなんて思っても見なかった。まあ、こういった奇をてらった料理ばっかりだから日本人が寄り付かなかったのかもしれないけどこういう面白い料理に出会えるのも旅の醍醐味でしょう。
その後もパブで延々酒を飲みまくって10時近くにようやく部屋に戻り眠りに着く。明日の今頃はもう日本に戻っているのか・・・

帰国の日は空港まで行く手段に迷い結局タクシーを捕まえたものの出発1時間前に空港に着いたためチェックインが大幅に遅れてしまい、見ず知らずの人を挟んで窓際に追いやられてしまい、何もできずに我慢の9時間を過ごす羽目になってしまいました。このときの痛い経験が次のロンドン旅行(元々はシドニーに行きたかったが、チケットが取れずロンドンに行くことにした)で何を血迷ったか「ビジネスクラスに乗る」という暴挙につながったのはいうまでもありません。


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