IAN-Gの無謀旅日記〜ウィーン編〜

期間 2014年12月30日〜2015年1月3日
(行ってきた人、文、写真=IAN-G 同行者=かみさん)


↑ウィーンはトラムもUバーンも信用乗車方式。コレでキセルが問題にならないなんて!なってるのかもしれないけど。
12月30日(火)
 朝の6時に行動を開始。昨日も飲み過ぎて二日酔いとまではいかないが胃の中は空っぽなのでお茶漬けをサラサラと流し込んでから家を出る。なかなかの寒さだがこれからさらに寒いところに行くのだからこれくらいでへこたれてはいけない。今回の旅は席がギリギリ確保できたくらいで久しぶりの乗り継ぎあり。直行便があるのに乗り継ぎで行くなんてのは6年前のシドニー以来で、さらに成田出発だ。一人旅がいかに気が楽かまず最初にここで思い知らされた。
 車が苦手なカミさんのために成田エキスプレスで行くことにする。朝の寒い中タクシーを捕まえるのに少々てこずり東京駅まで。今回は地震に遭遇することもなく無事に到着。実のところこれにかなりビクビクしていたのだ。チェックインは事前に済ませておいたので、荷物を預け、両替、保険といつもの仕事をこなしてから出国。荷物検査はもっと並んでいるのを想像していたが意外に少なくこれは幸先がいい。
 行きの旅程はロンドンまで一旦飛んで、ヒースローで4時間待ってウィーンに入るというもの。予約はJALだが、機材はBA。慣れた場所に慣れた航空会社。長旅ではあるがリラックスして過ごせそうだ。B777は見事に満席。12時間のフライトは特に大きな揺れもなく落ち着いて過ごせた。ロンドン上空で着陸の順番待ちで軽く旋回してから無事ヒースローに到着。これからイミグレーションで悪戦苦闘するであろう大部分の乗客とはここで別れて乗り継ぎへと向かう。同じBAなのだからT5でいいじゃないか、と思いながらもウィーン行きはT3から。ターミナル移動バスに揺られてここから約4時間の自由時間。
 トランジットなんてやることなんかない、わけではない。ことにここは空港の中とはいえロンドンである。とるものとりあえずバーに入ってハンドポンプのエールを流し込む。思えばロンドンは去年のブラジルからの帰り以来。いくらうちにたくさんリアルエールがあるとはいえやはりハンドポンプからのものは格別。ショップを物色してから晩飯もここでということでターミナル内のシーフードバーで生カキをダースで。内陸に行くのだ。ここで食べおさめしておかねば。ここではさらにグラブラックスと贅沢にキャビアまで頂いてしまった。もちろんシャンパンを傾けながら。気分はセレブである。

↑今年はもう飲めないかと思っていたハンドポンプからのリアルエールにもありつけ、豪勢にもキャビアまでいただいちゃいました。
 空港の中とはいえUKは裏切ってくれません。


 というところでウィーン行きの搭乗時間になって乗り込んだのだが待てど暮らせど動かない。おかげで酔いが覚めるほど眠れてしまった。結局理由は明かされないまま1時間遅れで離陸し、到着もやっぱり一時間遅れ、遅れたことに対するお詫びもなし。しかし時間が遅いというも悪いことばかりではなく、イミグレーションも並ばなければラゲッジクレイムも早くに出てきた。タクシーで宿まで向かったがこの時間だから渋滞もなくギリギリ12時前に宿に到着。久しぶりに水平に寝る喜びを感じつつ今日はこれでおしまい。
12月31日(水)
 いまいち寝つきが悪く朝の6時に目が覚める。幸い宿の朝飯が6時からだったので食べに行く。どうやら我々が一番最初のようだ。おきまりのビュッフェ式朝食だが、ドイツ文化圏のオーストリアならハムにソーセージと期待ができる。そして期待通りのうまさ、朝から肉三昧である。部屋に戻りカミさんの支度を待っている間にもう一眠りして10時近くにようやく外に出る。ここまでほとんどウィーンの空気に触れずに来てしまったが、ようやくここで街と一体になれる。

↑大晦日のウィーンはうっすら雪化粧。靴嫌いの私ですがこのために足首まで包むタイプの靴を買いましたよ。

 気温はマイナス4度。今日は日中の予想最高気温も氷点下のいわゆる真冬日というやつになりそうだ。宿の最寄の西駅からUバーンに乗って市内へ向かう。切符は72時間のフリーパスを購入し滞在中はバスもトラムも乗り放題だ。しかし、観光都市の宿命として切符の買い方がわからなくていたずらに列を増やす観光客に引っかかってしまう。まあ、仕方はない。いいやもう巻き込まれないし。
 本日最初の目的地は王宮から。建物自体も見事であるがここの展示物も見応えがある。特に王宮で使われていた食器、カトラリーのコレクションは量も膨大だし、質も言うまでもなく高級の一言。しかもどれもいい具合に使い込まれているのだ。こちらの方がかえって歴史を感じられる。同じ館内の シシィ博物館にも入る。チケットはウィーン市内の宮殿が見放題な上で有効期限が1年というシシィチケットを事前に日本で購入していたのでチケットオフィスに寄る手間もない。こちらは往時の皇族の生活を垣間見れてやはり興味深い。順路が狭いところもある上にツアーなどで団体がいてなかなか先に進めなかったがそれはそれでじっくり見られていいもんだ。昼過ぎに王宮を後にする。王宮前からコールマルクトをゆっくり歩き、シュテファンズプラッツでは早くも始まった大晦日イベントの演奏を聴きながら歩き、昼飯。ウィーンに来たからにはまずはウィーン料理ということで代表格のウィーナーシュニッツェルを注文。大きさの割には軽くてしっかり完食。

↑王宮の入り口。馬車が頻繁に往来していて気分は中世。

 この後はウィーンの大動脈、リンクシュトラーセをトラムで移動して美術史博物館へ。うちの親父から「週刊世界の美術館」をもらい予習はしておいたが、やっぱり実物は大きさにも圧倒される。収蔵点数、題材の多さも多岐にわたり時間を忘れて見入ってしまったが、昨日の長旅の疲れが抜けきっていないのか所々休みながらの鑑賞となってしまった。かみさんがミュージアムショップで買い物している間も自分は書籍の立ち読み用のソファでウトウト。外に出るとすっかり外は暗くなってしまい早めの晩飯を食べて今夜のメインイベントへ。
 かみさんたっての希望でシュターツオーパー(国立オペラ座)でオペラ鑑賞である。旅行のもろもろの手配は自分の仕事なのだが、こればかりは自分が動くよりも早くかみさんがさっさと予約していた。だからこのために日本からシャツもネクタイもジャケットも持ってきた。かみさんはフォーマルということで喜び勇んで着物である。かなり浮くのではないかと心配していたがなんのことはない、日本人がかなり多く、着物のマダムも結構いるのだ。辺りを見回すと男性はスーツ姿やタキシード、女性はこの寒いのにイブニングドレスとまさに「社交界」で、今度は最低限失礼がないくらいの服装である自分の方が浮いてしまうのではないかと一抹の不安を覚えたが、こちらも杞憂に終わる。やはりなんのことはない、スウェットにGパンもやっぱりいるのだ。その格好しているのはほぼ中国人だったけど。

↑シュターツオーパー内部。これぞ大人の社交場。ロンドンのシアターが予行演習だったと思えるくらい。


↑ロージェからの眺めはこんな感じ。いったいかみさんはどのツテでこの席を手に入れたのだろうか?

 人生初オペラの演目はヨハン・シュトラウスの「こうもり」。大晦日が舞台の話なので日本の忠臣蔵よろしくこの時期の風物詩なのだそうだ。始まるまで劇場内を探検する。今まで劇場といえばウエストエンドのドミニオンシアターばっかりで、それでも内装などを見るにつけ「ヨーロッパの社交場だなぁ」と感心していたが、さすがは国立、それの遥か上を行く格式の高さだ。案内された席は3階席のロージェという個室のようなところ。席からはステージも演奏しているオーケストラもよく見える。
 そしていざ開演。セリフはもちろんドイツ語だが席の前のディスプレイに英語訳が出るのでストーリーもよくわかるし、内容が喜劇なので遠慮なく笑えるところも気楽でいい。幕間にはバーでシャンパンなぞをたしなむなど昨日のキャビアに続きセレブを満喫してしまった。眠気はっすかり吹き飛び3時間の公演はあっという間に終わりオペラ座を出ると夜の11時。

↑年明け目前のシュテファンズプラッツ。人の波は最高潮。ソーセージを手に入れるのはもちろん前に進むのも一苦労。

 本音を言えばもうすぐにでも宿に帰って寝たいところだが新年まであと一時間なので頑張ってシュテファンズプラッツにとどまる。冷えた体をケーゼクライナーとプンシュで暖め、人混みと道端で踊り始めるパーティーピーポーを眺めつつ新年を迎え、迎えたらすぐに建物の間から時折見える花火を横目に宿に帰る。いやいや、いつもテレビーでニュージーランドの年明けを見て終わりにしてしまう身にしてみればがんばったほうだと言ってもらいたい。リングの外側にある宿への帰り道は市内よりもよく花火が見えた。なんだ、最初からこっちで見たほうがよかったかも。宿に帰って日記を書いている最中に豪快に寝落ちしてしまった。
1月1日(木)
 新年一発目から相変わらず寒い。ただ、昨日はジャケットの上にコートとかなりもっさりとした厚着だったが、今日はもうコートの下は薄手のダウンベストなので比較的身軽だ。その身軽な格好で向かったのはウィーンが誇る世界遺産、シェーンブルン宮殿。どうせ今日は祝日で店は休みだろうから思い切って時間をかけてみてやろうというわけだ。市内からは少し離れている宿だが、郊外のシェーンブルン宮殿までは比較的近い。乗り換え一回でほどなくして到着。駅に着くと市内より明らかに雪が残っているし寒い。さっさと建物の中に入る。まずは宮殿内の見学から。シシィチケットはここでも使えて、しかも一般チケットとは違い優先レーンで入場できて待ち時間なしの優れもの。朝早くに行ったから人の数もそれほど多くなく落ち着いて見ることができた。これだけも二時間近くかかったが、さらに宮殿の後ろに広がる庭園も歩くことにする。ガイドブックやパンフレットの写真は夏のものだから緑生い茂っているが、今は真冬。木は葉が落ち丸裸、地面は雪で真っ白な荒涼とした世界を進みグロリエッテのある丘の上から宮殿と市内を見下ろす。これはこれでなんとも幻想的だ。

↑狭い土地に暮らす下町人間から言わせて見ればもう立派な雪原だったシェーンブルン宮殿の庭園。夏の顔もぜひ見てみたいもんです。

 昼過ぎには市内に戻り昼飯、の代わりにカフェでコーヒーとスイーツである。場所はウィーン名物ザッハートルテの元祖ホテル・ザッハー。昨日の午後に覗いてみたら大行列だったが、今日はまだ昼時ということもあり列も少なかったので天から脳に直接聞こえてくる「いつ並ぶか、今でしょ。」の声に従い並ぶ。30分まではかからず入ることができてザッハトルテとご対面。甘いは甘いが寒さを吹き飛ばしてくれるアルコール入りコーヒーと一緒についてくるホイップクリームで中和させつつなんとか食べ切ることに成功。

↑オーストリアは「スイーツの国」のイメージが強かったですが結局甘いもので食べたのははこれだけ。
 それよりも酒飲みにも優しい国であることが徐々に分かってきました。


 ミッションを一つ達成したので午後は少し緩めにということでリンクを回るトラムに乗って外郭を探検。リンク周辺は魅力的な建物がある多いのでトラムに乗ってぐるぐる回るだけでも面白い。郵便貯金局こそちゃんと降りて写真を撮ったが、国会議事堂や市庁舎などはトラムの窓越しから撮るという横着ぶり。だって寒いんだもん。オペラ座の前まで一周して一旦宿に帰る。昨日はノンストップだったので今日はいつも通り少し余裕を持って行動である。昼にザッハトルテ食べただけなのでトラムストップにあるソーセージスタンドでソーセージ買って宿でビールと一緒に食らう。ようやく黄金のコンビネーションにありつけることができた。

↑ウィーンには街角や大きめのトラムストップなどにソーセージスタンドがよくあります。酒とつまみに困らない、なんて素敵な街なのでしょう!。

 自分は一眠り。かみさんは少し町歩きをしたら日も暮れてきたのでトラムで市内まで戻り晩飯。元旦なので空いている店でもメニューは限られていてメインは大体どこもシュニッツェルにグーラッシュにターフェルシュピッツという感じ。しかも予約無しの飛び込みだったので相席なうえに時間制限ありということだったが、まあ、同じことをいつも仕事で皆様にお願いすることも多いのでたまには自分もその気分を味わうか、ということで着席。料理は量も質も満足できた。少し寝たからビールもよく入る。腹一杯になってから夜の街へ繰り出す。それほど広くないリンクの内側でも道は入り組んでいるから歩きがいがある。店は休みとはいえショーウインドウの電気はついていてウィンドウショッピングは充分楽しめる。途中寒さ対策でカミさんはコーヒー、自分はビールで休憩。年末のイルミネーションがまだまだ明るい。またしてもオペラ座の近くまで来ると前の広場で本日の公演のライブビューイングが行われている。しかもちゃんと椅子が用意されているという親切っぷりだ。寒ささえなんとかすればオペラがタダで見れてしまう。この日も演目は「こうもり」だったので昨日のおさらいとばかり少し見ていたらさすがに寒くなったのでパンチのきいたイェガーマイスターを一気に流し込み宿へ帰る。

↑フラっと歩いて見つけたいい味出ているパサージュ。こういう出会いがあるから街歩きはやめられません。

1月2日(金)
 昨日は比較的寒くなく、街場に積もっていた雪も大方溶けた。足元に少しだけ気をつけなければならないがおかげで身を切るような寒さは少し和らいだ。大晦日と元旦はどこの国でも特別な雰囲気があるが、日本以外の多くの国はそれを過ぎると通常営業に戻るところが多い。普段の生活に戻ったからには普段の街の様子も知りたい。今日の予定は早くに決めていた。ウィーンの台所、ナッシュマルクトである。市場好きとしてはやっぱりここは外せない。新鮮な食材をすぐにリンクの内側に供給できるようにリンクの外側すぐのところから伸びている。

↑ウィーン市民の台所、ナッシュマルクト。天気がよくて市場めぐりには最適。

天気は雲ひとつない快晴。早速自らの足で歩き始める。まず目につくのはハムやサラミなどの食肉加工品にチーズ。日本に持って帰れればいっぱい買っていきたいところ。この辺は伝統的な食材だ。野菜はキャベツやターニップなど白いものばかりかと思いきや結構色鮮やか。フルーツもリンゴやオレンジだけでなくドラゴンフルーツやジャックフルーツのようなトロピカルフルーツも売られている。寒風に吹かれて寒そうだ。デリはオリーブ漬けにファラフェル、フムスやタラモなどのディップも豊富にある。ファラフェルは一個単位で買うことができて食べ歩きにもいい。食べ歩きといえば樽漬けのピクルス店で大きめのガーキンのピクルスを一本買って食べながら歩いているおっさんも見かけた。そして数は少ないながらも鮮魚店もある。内陸国で地中海や大西洋の鮮魚が食べられるのだからいい時代になったものだ。


↑カラフルな野菜もいいですが、やっぱり気になるのは肉やチーズ。持って帰りたかったなぁ・・・

 一通り歩いてから昼飯。リンクの内側はことにそうなのだがウィーンにはウィーン料理以外の料理のレパートリーが乏しかったのだが、ここナッシュマルクトは多彩な料理の宝庫である。中華に和食、インド料理もここでは楽しめる。そして何より魚介料理が楽しめるのもここならではだろう。ここまでほぼ肉ばっかりだったことと(別にそれが嫌ではないが)、店先に生カキがあるのにクラッときてしまってシーフードレストランに決まり。市場の店だが予約も取っているらしく空いている席は外だけだと言われたが、外の席もヒーターをガンガンに効かせてくれているのでそれほど気にならない。ここでカミさんは白身魚のフィレのグリル、自分は当然生カキを食べてからアンコウとエビのグリル。久しぶりの魚はうまい。ビールも進みに進む。いい気分になったところにカミさんが飲みきれなかったワインもきたのでいい具合に出来上がってしまった。

↑まさか内陸国のオーストリアでコレに出会えるとは!!食べ納めから新年初までたったの中2日でした。

食後はお土産探し。スパイスを小分けにして売っている店が多く、これなら持って帰るのに最適なので、岩塩に胡椒、オイルで煮しめるだけであっという間にペペロンチーノになるハーブミックスなどを買う。かみさんは休憩するときに飲んだホットチョコレートがうまかったということでその素を買っていた(後で調べたら"Zotter"というブランドでした).。一概にホットチョコレートといってもホワイトチョコのもの、抹茶入りのもの、唐辛子やスパイス入りのものなどいろいろなスタイルがあってデザインも洒落ている。品物と色に囲まれるのはやっぱり楽しいことを再確認できて大満足。結局4時間ほど滞在してリンクのの内側へ戻る。
 午後になってそれまでのいい天気が一変、雨が降ってきた。雨を避ける意味もあってスーパーで引き続きお土産探し。ここではオーストリア名物のパンプキンオイルを筆頭にお菓子やグーラッシュの素などを物色。日本では高いサフランもそれなりの値段だったので買ってしまった。さらに荷物が増えたのでここで一旦宿に戻る。今日は半ドンなのか夕方前の時間にもかかわらず地下鉄が人でいっぱい。ぎゅうぎゅうに押されながら西駅へたどり着く。一休みして5時過ぎに再び町へ。雨はほとんど止んでしまった。むしろ雨の後の方が暖かいくらいだ。
 晩飯は酒のあまり飲めないかみさんには悪いがビアレストラン。オーストリアのブランド”GOSSER”がやっているお店で店の雰囲気は満点。ピルスナーしか見なかったこの国ではじめてドゥンケルを見つけて喜び勇んて注文する。かみさんはいよいよここでウィーナーシュニッツェルに挑戦。付け合わせできたポテトサラダは流石に無理だったが前菜のグリーンサラダと一緒にシュニッツェルはほぼ完食してしまった。自分はといえば飲み過ぎた胃に優しいレバークネーデルズッペと豚肉盛り合わせを注文。山盛りの肉は想定内だったがそれに山盛りのザウアークラウトと野球ボール大のダンプリングが付いてきた。それまでオーストリアでの食事は割と普通の量だったのだがこれだけいきなりドイツ人の量なのだ。こちらも付け合わせはそこそこに肉を攻める。ただ焼いた肉よりソーセージにベーコンに薫製肉を茹でたものが美味しくドイツ語圏の面目躍如といったところ。ただしこれにビールジョッキで2杯飲んだら流石に腹一杯で腹ごなしに少し街を歩く。

↑肉よりも何よりも左上の小麦粉団子がボリュームありすぎです。最初カリフラワーかと思った。

シュテファンズプラッツにオペラ座など一旦今夜でお別れとなる建物を最後に拝んで地下鉄へ。西駅ではスーパーですっかりここまでノーマークだった本場のレッドブルに加えベッテルやウェバーのマシンのリヤウイングの翼端板に描かれて気になっていたレッドブルコーラも購入。こちらは日本へ持って帰ろう。さらに駅のソーセージスタンドで昨日に引き続きイェガーマイスターを購入。リンクの内側より10セント安かった。宿に戻り荷物を整理してシャワー浴びてイェガーマイスターをかっくらってベットに横になる。結局ウィーンでの夜は毎晩寝落ちで終わってしまった。
1月3日(土)
 ウィーンともお別れの日になってしまったが最後の移動も今回の旅は楽しみが残っているので気が滅入ることはない。カバンを閉め、宿をチェックアウトして西駅へ。行きは時間の都合でタクシーとなったがかみさんのためにも空港までは電車の方がいいので地下鉄でミッテ駅まで行ってCAT、エアポートトレインで向かうことにする。
↑ミッテ駅のCAT乗り場入り口。

 片道ひとり12ユーロ。タクシーは宿まで50ユーロだったから約半額だ。機関車牽引のごつい車両だが黄緑を基調としていてスタイリッシュである。空港に到着すると朝も早よからチェックインの順番待ちで行列の連続。地元オーストリア航空とスターアライアンスはチェックインカウンターも広く落ち着いた感じだが、スカイチームとワンワールドの方は完全におまけ状態でカウンターも簡素だし数も少ない。特にエアベルリンとニキ航空が長い列をなしている。帰りはここからまずフィンエアーでヘルシンキまで飛ぶのだ。チェックインを済ませて出国。免税店でお土産にザッハトルテを買ってバーで一杯飲んでたらもう搭乗時間。フィンエアーのA320は白が気持ちよく、飛行機に乗るときに感じる重苦しさが少し和らぐ。細部に至るまでデザインが行き届いていてなんというか軽快である。iPadを引っ張り出し日記を書きながらだが筆も、いやタップする指もよく進む。いい具合に書き進んだところでフィンランドに入る。それまでの青空が高度が下がるにつれて雲で煙った中へ入っていきなかなか地面が見えてこない。ようやく見えた頃にはもう着陸寸前で程なくしてヘルシンキに到着。ヴァンター空港は厚い雲に覆われ雪が降り続く見事な真冬の北欧の空だ。ここで二時間半のトランジットである。フィンエアーがアジアとヨーロッパの中継地点を売りにしているだけにヨーロッパ各地を旅行してきた日本人、韓国人であふれかえっている。まあ、中国人は少ないか。免税店は広くフィンランドといえばのムーミンにマリメッコにアングリーバードのショプもある。お決まりのTシャツなどに混じって北欧デザインの雑貨がさりげなく置いてあるお土産屋もある。

↑ヘルシンキ・ヴァンダー空港は外のどんより具合を吹き飛ばすくらいカラフル。コレが北欧デザインの真骨頂。

ヨーロッパ域内を出るためのパスポートコントロールもここでやっていて日本や韓国のパスポート保持者は半自動化されている。一通りショップを見た後ビールで一休みして搭乗時間を迎える頃にはもう外は真っ暗。これで朝着なのだから機内でちゃんと寝られれば時差ボケもそれほど辛くなさそうだ。雪の中沖止めの機体へバスへ移動、身を切られる寒さだ。最後のフライトはJALの機体で。JALのヘルシンキ線といえばそう、期せずしてB787に乗ることができるのだ。シートは一世代前のものだがそれでも十分。機体の除雪作業に凍結防止加工を施していざ離陸。新世代機だけにエンジン音は静か。一眠りして目がさめると空はもう明るい。どうやら無事に成田に着きそうだ。

↑吹雪の中まさかの沖止め&タラップで機内へ。ヨーロッパ各地からヘルシンキに集まった日本人で機内はいっぱいでした。

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