世界中で食べてきたものたち 〜ヨーロッパ編〜
陸続きであるにもかかわらず国や地域によって食べるものも様変わりするのがヨーロッパの国々。ここではヨーロッパで今まで食べておいしかったものを紹介していきます。やっぱり世界の料理はワンダーランドです。
バベット(フランス)
牛の横隔膜の部分、日本では「ハラミ」と呼ばれています。薄く切るなんてセコイことはせず、塊のまま豪快に焼く。そして豪快にかぶりつきます。とにかく、普通の牛肉のステーキよりも安い、量が多い、やわらかい、といいことづくめ。ちゃんとしたレストランの料理、というよりは街角の小さなブラッスリーやビストロで食べられるのでメニューを読んで見つけたらだまされたと思って一度は注文してみよう!
↑同じ肉を焼いたものでも雰囲気がUKのものとはエライ違いがするのは気のせいでしょうか?
ニース風サラダ(フランス)
フランス語では"Salad Nicoise"。名前の通りニースの名物料理で市内の飯屋に行けば必ずありますが、その代わりそれがどんなサラダなのか詳しく書いている店はほぼありません。どうやら常識のようです。ツナ、アンチョビ、トマト、ゆで卵が入ってくる、地中海の恵みをふんだんに使ったサラダです。結構食べ応えがあってこれにパンがあれば腹のすき具合にもよりますが充分食事になります。モンテカルロのカフェで食べたときは昼飯で食べたこともありまあこのくらいの量で充分でしょう(左の写真)。
一方ニースの観光地から外れた地元の人がよく利用している感じの店で頼んだときはとんでもない量がきました(右の写真)。この日は昼飯が遅かったのでそんなに腹が減っていなかったこともあり夜は軽めに済ますか、と頼んだのですが、結局目一杯食べることになりました。つまみ感覚でメインの前に食べようとすると痛い目に会うこともあります。サラダが12ユーロの時点で気付けば良かった・・・
日本ではサラダを頼むとドレッシングがかかってくるのが基本ですが、ヨーロッパではかかってきません。その代わりオリーブオイルとバルサミコ酢を一緒に持ってきてくれるのでこれで各自好みの味を付けていきます。塩味に関してはアンチョビがあるので、ことコレに関しては心配いりません。
アイスバイン(ドイツ)
正確に言えば豚のすね肉。ただ、英語では”Pork Knuckle”と書いているから大まかに豚足ということになりますな。焼肉屋で食べる豚足はそんなに大きくない豚のものを細かく切った状態できますがドイツのそれは本当に容赦ない大きさできます。そう、よくマンガで出てくる「骨つきの肉の塊」そのもの。これに付け合わせでマッシュとザウワークラウトが付いてきますが、もはや日本人の胃袋の限界を軽く超えています、女性なら2〜3人くらいで一人前でも十分かもしれません。これを結構な歳の爺さんが目の前で昼間から平らげてました。ドイツ人が大柄なはずだ。
煮たものと焼いたものがありましたが豚足本来のゼラチンのプリプリ感を楽しみたいなら間違いなく煮た方を選びましょう。焼いた方は「肉を食べている」という感じが満点でいいのですが、皮がバリバリで食べづらかったです。
↑写真だとそれほどでもないと思えますが、それが大きな間違い。実際目の当たりにするとそのデカさに圧倒されます。
ソーセージ(ドイツ)
ビールとソーセージ、UKとドイツの意外な共通点がこの二つ。ビールは甲乙つけがたいがソーセージは明らかにドイツの勝ち。UKではソーセージ&マッシュという形でパブ飯にもありますが、一番目にするのはフル・ブレックファースト。皮がパリパリに焼かれてうまそうですが、これが頼りないくらいにやわらかい、肉のほかにも入っているものが多い、ということなんでしょうね。ランカスターで食べたあまりにうまいランカシャー・ブレックファーストでもソーセージはそれだったのでこれはUK共通のものなんでしょう。
一方ドイツのそれはどうか?ケルンはビールは有名だったけどソーセージに関しては普通、というところ。でもブラウハウスで食べたものも、街の屋台で食べたものも、駅ナカの売店で食べたのも歯ごたえ満点でしかもでかい!食べ方もケチャップやカレー粉をつけて食べるのがメジャーですが、本当にうまいと塩味なんていりません。マスタードだけで十分です。
ビール片手でソーセージにかぶりつけばいつでも気分はドイツ人。
ハーリング(オランダ)
オランダを代表する料理がこれ、というのもいささか情けないような気がする。UKだってもう少しましな料理があるというのに・・・
ではこれは何かというと、ニシン。これを塩漬けにしたもので食べるのはそれを塩抜きしたもの。これに刻んだ玉ねぎをまぶして生のままパクっとかぶりつくだけ。そう、それだけ。あ、一応お決まりでピクルスがついてきますよ。刺身好きの日本人には何の抵抗もない(はず)でしょう。
↑やっぱりコレに合う酒は日本酒でしょうかねぇ。もしくはウォッカ(ストレート)もいいかも。
基本的に屋台で売っているようなものなので青空の下大きく上を向いて口を開けるという行為が、うまい!と感じる最大の要因なのではないのでしょうか?
アンディーブグラタン(ベルギー)
このページには珍しい野菜がメインの料理です。ええ、何もたんぱく質ばっかり摂っているわけでもないのですよ。
もういい年になったし肉や魚ばっかりではイカンなということで、野菜も勤めて食べるようにしていますが、根が酒飲みなので野菜も甘みの強い根菜などより苦味がある葉野菜、山菜が大好きです。たらの芽にふきのとう、いいですねぇ。
で、洋野菜で苦味が利いてうまいモノのひとつがアンディーブ、またの名をチコリですね。生で食べてもうまいですが、グラタンにすると苦味が引き立ってさらにうまいんですよ。もちろんアンディーブだけでなくハムも入っていてクリームソースもあって結構しっかりとした食事です。アンディーブのパリパリ感が失われるのは仕方が無いですが、生で食べるものとはまったく違うものということで。
パエリア(スペイン)
「大皿料理」。一人旅をする身には夢のまた夢の言葉です。数年前までは平気で頼めたし、平気で食べられたものですが、もはや羞恥心も胃袋も人並みになったのでできなくなりましたねぇ。
パエリアはたくさんの魚介類とたくさんのお米をたっぷりのスープで炊き上げるからうまいので最低2人前以上のところが多いのです。最初にニースで食べたときは頑張って2人前相当を食べましたよ。テラス席で、道路の方に顔向けて。他何も入りませんね。
(左)ニースは観光地だからというのもありますが魚介類が盛りだくさん。これを一人で食べるのもいろんな意味で苦行です。
(右)これが「アロス・ネグラ」。見事なまでに真っ黒!中の魚介類もまったく確認できません。
一方スペインではラッキーなことに1人前のパエリアに出会うことができました。具が小さかったのはこの際目をつぶりましょう。ちなみにこのときはサフランではなくイカ墨で色をつけた「アロス・ネグラ」を食べました。ヨーロッパでは米を食べるにはやっぱりパエリアに尽きます。
バルの片隅で口の周りを真っ黒にしながらパエリアを貪り食う日本人が一人。相変わらず怪しいにもほどがあります、
ボカディーリョ(スペイン)
スペインの代表的な朝飯、時に昼飯にもなります。ものはといえばいたって簡単。サンドイッチですから。中に挟むものはシンプルにハモン・セラーノ、チョリソ、焼いた肉などいたってシンプル。野菜は基本的に入っていません。ただコレだけなのになんでこんなにうまいんだ?というくらいうまいです。おかげでスペインにいる間朝飯何にしようかという事を考えずに済みました。おまけに安いです。
ただ、こんないい事尽くめのボカディーリョですが、欠点も実はあります。パンが固いので口の中が簡単に切れてしまうのです。まあフランスパンを丸かじりするのだから当然といえば当然なのですが、これが地味に痛いのですよ。
↑朝からやっているバルは格好の朝飯スポットです。
プラトス・コンビナートス(スペイン)
バルで食事をするときはビールとタパスでも充分ですが、もう少ししっかりと量を食べたいときに頼むといいのがコレ。日本風に言えば「定食」という言葉がピッタリでしょう。バルのメニューを見るとA定食、B定食のノリで載っています。大体4〜5種類あるので一週間同じ店で食べても飽きないのがいいところ。メイン(大抵は肉)+サラダ+イモという組み合わせはパブ飯に通じるところもあって一人旅の人間には非常に助かります。
(左)大体こんな感じですね。相変わらずイモが多いですが、サラダにかけるワインビネガー(またはバルサミコ酢)をビタビタにかけて攻略しましょう。
(右)こういうのも一種のプラトス・コンビナートスかと。バルセロナで泊まった宿に併設してあるバルにて。
ウィーナーシュニッツェル(オーストリア)
名前に「ウィーン」の名を冠した文字通りウィーンを代表する料理、なんですが、その起源はどうやらイタリアにあるようで、ミラノ風の仔牛のカツレツを「ラデツキー行進曲」でおなじみのヨーゼフ・ラデツキー元帥がオーストリアに持ち込んだのが始まりなのだそう。とはいえウィーンに来たからにははずせないメニューです。店によっては皿からはみ出るほどの大きさに最初はひるみますが、肉は薄く、パン粉も細かいので非常に食感が軽く、日本でとんかつを食べるときのように胃もたれを覚悟して、気合を入れて身構える必要はまったくありません。ランチに食べたので付け合せも特に頼まなかったので量的には楽勝でしたね。
ちなみにシュニッツェル自体は鶏、豚などでも作られますが、「ウィーナーシュニッツェル」と冠されるのは仔牛だけです。ウィーン市内ではそれ以外の場合はちゃんと使用されている肉が明記されていました。
↑ガイドブックに載っているのは大きいのがほとんどですが、実際はこれくらいのも。うちのかみさんも一人で食べきっていましたよ。
グーラッシュ(オーストリア)
ヨーロッパの国々が地続きであるということを再認識させてくれる料理です。ハンガリーが発祥で、近隣諸国ではおなじみの煮込み料理。牛肉を煮込んだものは比較的ヨーロッパ各地で見られますが、このグーラッシュの特徴は、炒める際にラードを使うことと、パプリカパウダーを加えるために赤みを帯びていること。この辺がハンガリーらしいです。よく煮込まれたグーラッシュは肉も柔らかく大変味わい深いです。
付け合わせでついてくるのはシュペッツレと呼ばれる物で小麦粉と卵で作られるものだから。パスタの親戚のようなものですな。不規則な形をしていてこれが煮込みとよく絡まってうまい上にきれいに最後まで平らげられるのですよ。
スーパーでグーラッシュの素が売られているのでお土産にも最適です。
↑シュペッツレという名前を思い出すまで、かみさんと二人で「有野がチネったやつ」と呼んでいました。
ターフェルシュピッツ(オーストリア)
オーストリアはかつてハプスブルグ家が栄華を誇った国。その中心であるウィーンの料理の中でも特に由緒正しいのがこのターフェルシュピッツ。皇帝フランツ・ヨーゼフ一世が好んだメニューなんだそうです。
普通宮廷料理というと濃厚な味付けで赤ワインによく会う感じのメニューを想像しがちですがこれは牛肉を野菜とともにゆでたもの。実にシンプルです。ホースラディッシュとともに食べるのがお決まりなようです。宮廷料理を前にして失礼なんですが、これを最初に食べた感想が「あっさりとした牛丼」というもの。だって牛肉を野菜と一緒に火を通すということでは同じじゃあないですか。少し柔らかい言い方をすれば「ご飯に合う」であり、もっと言えば「日本人の口にも合う」ということです。
↑オーストリアはドイツに比べて一皿があまり多くないのも日本人的にはポイントが高いですね。
ケーゼクライナー(オーストリア)
ザッハートルテに代表されるようにウィーンといえばとかくスイーツが有名なのですが、甘党のための国かというとそうでもなく、酒飲みにとっても非常に魅力的な街でもあります。酒のつまみに最適なのはなんと言ってもソーセージで、すぐ隣がドイツということもありこれがとにかくうまい。
ウィーン市内、リンクシュトラッセの内側の街角や外郭のトラムのターミナルにはたいていソーセージスタンドがあって、ここでは夜遅くまでビールとソーセージで酒盛りができるのです。冬の場合は寒さに耐えられれば、の話ですが。オーソドックスなブラートヴルストもいいのですが、ウィーンならではのソーセージということで試してみたいのがこのケーゼクライナー。「ケーゼ」というのはドイツ語でチーズのこと。チーズ入りのソーセージというわけです。かぶりつくと熱々のチーズが飛び出てくるというリアクション芸人垂涎のアイテムでもあります。おかげであまりよろしくない二つ名もあるようですが・・・
ドイツのソーセージ同様味わい深く、ケチャップなんていりません。
↑最後まで「パンはいらない」をドイツ語で覚えられませんでした・・・でもこのパンもうまいんです。
レバークネーデルズッペ(オーストリア)
冬のウィーンはとにかく寒い。東京やロンドンがいかに暖かいところか思い知らされましたねぇ。そして思ったこと、「寒い日に飲むスープは格別」。寒い中を歩き倒して飯屋に入って出てきたスープを一口飲んだときの幸せ具合といったらこれは筆舌に尽くしがたいものです。あまつさえ寒さに耐えかねて空腹にイェガーマイスターを放り込んでいたらそれが何倍にもなるのです。
というわけで、ウィーンの冬にスープは欠かせませんが、ただのスープで終わらせない、それだけで十分食事にもなりえるスープがこれ。クネーデルとは小麦粉、パンなどを練った団子で、レバークネーデルなので、その団子にレバが練りこまれている団子がご覧の通り抜群の存在感でスープに入っています。質実剛健が売りのドイツ語圏の国の料理なので柔らかいはずも無く、この団子食べるのにスープの中で大格闘するわけですね。レバの味はそれほど濃くなく、苦手な方でも抵抗はないかと。
↑このクネーデルの存在感!スターターとして頼むときはメインの量にご注意を。
シャシリク (ロシア)
ロシアはウラジオストクに行ってきました。バリバリの北東アジアですが、国としてのロシアはたいていヨーロッパ扱いなのでヨーロッパ編に書きます。
最近ではすっかりケバブのとりこになっていますが、中東のケバブがロシアではこうなります。シンプルな串焼き肉はどこでも大人気なのです。
使われる肉は仔牛、羊、鶏など。ケバブとの最大の違いがあまりスパイスやヨーグルトを使わず比較的あっさりとしたマリネ肉であること。調べたところ玉ねぎや酢などをマリネ液に使用するようでスパイスたっぷりの料理が苦手な人もこれなら安心。この酸味のおかげで肉料理にもかかわらずパクパクと食べられるのです。
今回はラムと仔牛、両方いただきましたがマリネの味を楽しみたいなら仔牛、より現地の食に親しみたいならラムがオススメです。
↑基本串焼きなので量はそこそこ。ほかにもたくさん食べられます。
プロフ (ロシア)
中央アジアで広く食べられている料理で、ピラウともよばてれいます。お米と肉や野菜などをスパイスと一緒に炊き込んだもので、名前からピラフとも関係があるのは容易に想像がつきます。
実はこの料理、ロシアにくる前にすでに食べているのです。というのもうちのカミさんの得意料理の一つで今回ウラジオストクではまずカミさんの作るウズベキスタン風のプロフを食べました。肉と野菜のダシが効いておかず無しでもパクパクいけます。結果としてはうちのカミさんの作るものと本場のものはそれほど遠くない、いや割と近いものでしたね。
他にも今回はアゼルバイジャン風にも挑戦。こちらはドライフルーツと一緒に炊き込んでいてほのかな甘みが特徴です。といっても甘さがお米の中にはしみることもなくお米がパラパラのカリカリでフルーツさえなければ実はアゼルバイジャン風がいいかも。
↑左がウズベキスタン風、右がアゼルバイジャン風。同じ料理でも見た目から違って来るのですからやっぱり世界は広いです。
ペリメニ(ロシア)
ユーラシア大陸は言うまでもなく陸続き。当然、文化の往来も盛んで、ロシア沿海州でも漢字か刻まれた石碑が出てくるほど。食べ物に関しても同じでさまざまな地域の料理が互いに影響しあっているのです。
ペリメニもその一つで、小麦粉を練った生地で具を包んで茹でたもの。中国の餃子そのものなのです。具は主に仔牛の肉や羊肉に玉ねぎを合わせたもので茹でる時にお湯にバターを入れるのもロシア流。具に味付けをするので日本でおなじみの餃子のようにタレはつけず、その代わりにスメタナ(サワークリーム)をつけて食べます。具の脂っこさを中和してくれてなかなかにいいコンビネーションなのです。まあ、ニラや白菜などを使う中国の餃子では試さないほうがいいかもしれません。
↑ころころとして食べやすいペリメニ。ロシアの常備食のようなものでスーパーで冷凍のものが売られています。何とか持ち帰れないかな・・・
同じく餃子のような食べ物としてマントゥもウラジオストクで食べました。これもウズベキスタン料理でペリメニよりも一個が大きく肉汁たっぷりでまるで小籠包のようでした。これもスメタナをつけて食べると美味しかったです。マントゥも一度カミさんが作ってくれましたがなんと皮から自作でした。市販の餃子の皮だと何か違うようです。
↑こちらはマントゥ。皮の閉じ方がペリメニとは違います。中身が熱々なので小籠包以上のリアクションが期待できます。
ボルシチ(ロシア)
ザ・ロシア料理といってもいいでしょう。今回ウラジオストクに行くことになって周りの人たちに「じゃあ、ピロシキとボルシチ食べる?」と何度も言われましたから。ピロシキは食べませんでしたが、ボルシチはしっかりいただきました。
メジャーなロシア料理なので普通のレストランにも大衆食堂のスタローバヤにも大抵はありました。若干の肉と細かく切られた野菜がたっぷり入っていてテーブルビートの赤色が見た目にも鮮やか。日本でテーブルビートというと甘いものを連想しますが、実際のボルシチは全く甘くなく、非常に優しい味です。これにもスメタナを浮かべて食べるのですが、あっさりしたスープが一気に濃厚になります。
多分ロシアに行くとスメタナに飽きるでしょうから(大抵何にでも付いてくる)そういう時はシンプルにスープのみで優しい味を楽しみましょう。
↑赤いといっても韓国の辛いスープとは違い深みのある赤をしています。冷めないうちに飲みましょう。
チョウザメ(ロシア)
ウラジオストクは港町ですが、そこで獲れる海産物というとオホーツク海のものなのでカニ、エビ、ニシン、サーモン、ホタテなどがメインで、まあこれなら北海道でも食べられますよね。ではロシアらしい魚とは何か?シーフード料理の店で見つけた答えの一つがチョウザメでした。
チョウザメといえば言わずもがなキャビアの親ですね。卵ばっかり珍重されているのかと思いきやちゃんと親の方も食べられているのです。今回はシンプルなグリルをいただきました。味はというと独特の旨味があって身の締まりがよく食べ応えも十分。これに近い魚はホッケあたりでしょうか。ホッケよりも脂が少なく、身が厚いです。
今回はソース無しでシンプルに塩胡椒のみでしたが、魚自体の味が濃いので美味しく頂けました。日本にも来たら人気が出るのでは?
↑この身の厚さ、さすが大型魚。付け合わせもジャガイモにキノコのソテーと肉量に近いです。
これからもまだ見ぬうまいもんに出会ったら随時このページに追加していきます。
世界中で食べてきたものたち
[アジア編] [UK&アイルランド編] [南半球編]
[貝は人を幸せにする] [世界の片隅で肉を喰らう] [エビで巡る世界の食卓]